マインドマップインストラクターの本音話し6「インストラクターになる1」

マインドマップインストラクターの本音話し6「インストラクターになる1」

前回 マインドマップインストラクターの本音5 の続きです。

1、マインドマップの導入編
・マインドマップを始める
・パソコンソフトの効能
・ブログを書く
・コーチングセッションに使う
・インストラクターになる1
・インストラクターになる2
2、マインドマップからみた脳の働き方
3、マインドマップの使い道
4、マインドマップの応用範囲
5、マインドマップの実際

マインドマップインストラクターになる1

コーチングを覚えて認定コーチとなることが出来、次に始めたのが認定コンサルタントのお仕事でした。銀座コーチングスクールの経営会社はアンテレクトなんですが、この会社がもう一つ運営していたのが週末起業フォーラムという団体です。「会社勤めをしながら起業を目指す。」がコンセプトの団体。講師業に取り組み始めたこともあり、コンセプトに共感も出来ましたので、私はこの週末起業フォーラムに入会しました。

そこで、「講師業をやりたいのなら、週末起業フォーラムでセミナーの講師をやってみないか?」とお話を頂きました。週末起業認定コンサルタントの肩書きもいただけたので早速、自主開催でセミナーをやることにしました。

テーマを色々考えましたが、結局「起業ネタのアイデアを出す」という内容に決めました。「アイデアを出す」ということに、ちょっと自信があったので、これをなんとかネタにしたいと考えたのです。

起業ネタのアイデア出しをするセミナーは他にもあるのでもう一捻りしたい。しばらくして「そうだ、マインドマップを使って起業ネタを考えるというセミナーなら面白いのではないか?」と思いつきました。マインドマップを使うとなれば結構な特徴になるだろうと。その頃はマインドマップを相当好きになってもいました。

しかし具体的に中身を作っていくうちにヒョイと不安が生じました。マインドマップって勝手にセミナー使っても良いものなのだろうか?調べてみると不安は的中し、マインドマップをセミナーに使うには資格が必要だということが判明しました。

ところで、マインドマップの資格には複雑な変遷があります。今最新の正式な資格はTBLI(Tony Buzan Licensed Instructor)といいますが、私がライセンスを取ろうとした時は、TLI(ThinkBuzan Licensed Instructor)といい、今とは別の団体が資格を運営していました。トニーブザンという人はちょいちょい自分自信の所属会社を変えたり、運営方法を変えたりしたのです。

私達インストラクターもその都度、右往左往。資格の契約をし直したり、再度新しい資格を取得したりと大変です。もういい、と諦めて更新をしない人も出て来ます。(私は諦めずに更新して今も正式な資格のTBLI保持者です。)トニーブザンはこの4月に亡くなりましたので、求心力がなくなったマインドマップインストラクターという資格が、今後どのようになっていくのか、注目しておく必要があります。

話をもとにもどします。その時はとにかくセミナーを開催するにあたり、マインドマップを使うことを特徴にする以上、やはりキチンとインストラクターの資格をとるべきだと思いました。

それでどうすればインストラクターになれるのかを調べると、その時の仕組みではトニーブザンから直接講習を受けて認定を受ける必要があるということが分かりました。その頃トニーブザンは世界各国を飛び回ってマインドマップインストラクターの講座を開催しており、日本にも年に1回来てそのコースを開催していました。そのセミナーを受講すればインストラクターになれるというのです。

では、トニーブザンのセミナーを受けようじゃないの!と思ったんですが、間の悪いことにトニーブザンが次に日本に来るのは11月、私がセミナーをやりたいのは8月です。あぁこれでは間に合わない・・・。

困った私は、海外のコースに参加する、という暴挙に出ます。

予定ではトニーブザンが5月にバンコクでセミナーを開催することが分かり、これは日程的には問題ない。アジアなので比較的行きやすいし、これに参加するしかない、と私は思いました。それにしても海外でのセミナーはハードルが高くないか?

でも考えてみると、マインドマップの発案者トニーブザンによる生英語での講義。日本のコースに参加するよりたくさんのメリットがあることに気づきました。日本でのコースは通訳が入るそうで、タイムラグがありながらの講義。それ面白いかなー?私は映画を観るときも吹き替え版は観ません。断固字幕版です。生のトニーの声で、タイムラグなく聞ける講義の方がいいに決まってます。

それに日本のコースは参加者が毎年とても多く数十人規模、一方バンコクは少数精鋭で10名以下。これ、どちらのコースも同じ金額なんですよ。数十名で受けるより少数精鋭の方が良いに決まってます。トニーブザンとの距離感が違います。

最後は環境。マインドマップというちょっと神秘的なものを扱うセミナー。堅苦しいオフィスは似合いません。非日常感がある方が学びは深いはず。であるならば、海外は最適です。海外は非日常の極みです。バンコクという街はとてもエキゾチックで開催されるホテルも一流です。素晴らしい体験になるに違いありません。

そんな風に良い点を並べてみるとこれはもう行くしかないという気になってきました。

ただ、一点問題がありました。私の英語力です。

いえ、まったく出来ない訳ではないのですが、本当の日常会話レベル。この程度でマインドマップという講義を受け、ライセンスを頂けるレベルに達することが出来るのか?不安がよぎります。日本語の解説はありますか?と聞いてみたのですが、もちろんありませんとの回答。ただ、アジア圏なので日本語が出来る人が参加することもありますよ、とのこと。

意を決した私は、あと2ケ月で英語を猛特訓するつもりで、バンコクのコースに申し込みました。そしてゴールデンウイーク開けの1週間、私は期待に胸をふくらませて、バンコクへ向かったのです。

「いざ、バンコクへ!」

 

 

 

 

 

 

 

次回、マインドマップインストラクターの本音話し7 に続きます。

 

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