アイデア創造のコツ マインドマップ講座 その2【励ます】

アイデア創造のコツ マインドマップ講座 その2【励ます】

あーー、アイデアが欲しい!!そんな時に役立つようにアイデアを出すためのコツをお話しします。私は長年、某企業で設計開発のセクションで沢山の特許アイデアを考え商品化してきました。そこで得たアイデアを出すための経験とマインドマップを組み合わせると、アイデアを沢山出すことが出来る様になります。

全8回でお伝えしていきます。今回はその2回目【励ます】面白いアイデアを出すためには、やっぱり量を出すことです。そこにはやっぱり思考の働き方が関係しているのですが、これ脳の働き方をはっきり理解しておかないとなかなか励ます気にならないんですよねー。

 

ダイジェストの解説動画を作成しました。こちらをご覧下さい。

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私は前職では、設計開発のお仕事をしていました。そこでの話し、その部署でアイデアコンペをすることになりました。Aリーダーはチームメンバーにこういいました。「期限は1週間。みんな頑張っていいアイデアを持ってこい!」

対してBリーダーは「みんななんでもいいからアイデアをどんどん持ってきてね。途中でもOK」すると部下から本当の思いつきのようなアイデアの相談が来ます。「こんな感じはどうでしょう?」「いいねー、いい。更になにか足してもいいよ。その調子でどんどんもって来て!」

結果は明白ですよね。B課長のもとには10倍の数のアイデアが集まりました。

そして、この話が面白いのはここからです。出たアイデアの中で良いアイデアが占める確率は、これもB課長の方が10倍多かったのです。10×10で都合100倍B課長の方が良かったという結果です。私はこれを1対100の法則と呼んでいます。

私達の脳みその中には沢山の記憶が眠っています。けれどもすぐにパっと取り出せる記憶はとても少なくて、その上、誰でもが同じように同じことを思いつきます。それはそうですよね。同じ日本人です。同じようなものを見て、同じ経験をして同じような考え方をしている人が集まっています。

でも、ユニークアイデアが欲しいときは、同じではいけません。だから、このパっと思いつくアイデアでは勝負にならないのです。私達の脳が面白いのはこのパっと思いつくアイデアをとにかく外に出さないと次の記憶を呼び起こしにくいというところ、短期記憶の容量が少ないので、今おもいついていることを忘れたくない。だから、無意識のうちにそれを外に出して安心しないと次のアイデアを探しに行こうとしないのが脳の働き方なのです。

だから、パっと思いつくアイデアはどんどん外に出して捨てていかないといけません。けれど、これ、やっぱり辛い作業なんですね、もっとないかもっとないかと探すのは。

良く芸能人の名前ってど忘れしませんか?TVに出ているこの人はなんという名前だったっけ?それを思い出そうとすると、結構つらいですよね。アイデアを出す作業ってこれをズーっとやり続けるような感じです。結構重労働なんです。だから・・・励ます。それいいね、もっと良くしようよ、おーいいね、そうやって励まし合っているうちに、ヒョイと誰かが思いもつかないようなアイデアを言い出します。

その人だけが経験してきたようなことから意外な結び付きを思いついて、これは面白いなぁ・・というようなアイデアが出て来ます。

あー、アイデアが欲しい、と思ったら、どんどん励まして、まずパっと思いつくアイデアは捨てるつもりで、沢山のアイデアを出していきましょう。きっとキラッと光るアイデアが出て来ますから。

 

 

アイデアを出すためのコツを下記の全8回でお届けしています。

その1【アイデアは行動の選択肢】
その2【励ます】
その3【深く、深く、深く考える】
その4【連想力はアイデアのエンジン】
その5【イメージはアイデアの言語】
その6【左脳的発想法】
その7【右脳的発想法】
その8【グループでアイデアを出す】

 

 

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