思考を上手に整理するノート術 マインドマップの書き方 その5

思考を上手に整理するノート術 マインドマップの書き方 その5

【二つのタイプ】

頭はスッキリ整理したいですよね。そのためにはノートを上手に使うことです。思考をスッキリ整理するためのノート術をご紹介します。「マインドマップ」です。

今回はマインドマップという言葉を始めて聞いたぞ?? という方にも分かっていただけるように、マインドマップの書き方をシリーズでお届けします。全7ステップでお届けします。今日はその5回目、【二つのタイプ】です。

 

ダイジェストの解説動画を作成しました。こちらをご覧下さい。

 

思考を整理するには、まず、1つのテーマを1枚の紙に書き出すことです。まずはそのテーマに関わる考えを放射状に書き広げる、整理するのは全体を書き出した後と心得ること。前回までにここまでお話ししました。今回の説明は放射状に書き広げる時の二つのタイプについてです。

放射状に書き広げる時に、線を書いて言葉、線を書いてことばと自由に書き出していくのですが、この書き出して行くときにマインドマップは、実は二通りの書き出し方をすることが出来ます。

ひとつが、まったく自由に思いつくまま書き出すタイプと、もうひとつは、中央からまずテーマに対しての思考の枠組みを作ってそれを元に思考を書き出していくタイプです。前者をミニマインドマップ、後者をフルマインドマップといいます。

ミニマインドマップは、そのテーマに対して、どう考えて良いやらさっぱり検討もつかない、まずはとにかく書き出していこうという時に、使います。まぁ本当に思いつくまま書き広げていって、考えを俯瞰していくので、ボトムアップ的な思考とも表現されます。

カリキュラムのない打ち合わせなど、どう話が展開していくかわからないときのメモ書きや、ちょっとしたお買い物リストを書き出すとき、まったくプレーンにアイデアを書き出していくとき などに使います。

一方フルマインドマップは思考の切り口、枠組みがあります。中央からなんらかの枠組みに沿って、思考を展開させていきます。まず何本かの枝の上に切り口となることばが乗って、その先に自由に放射状に書き出していきます。この切り口、例えば5W1Hとかですね、いつどこで誰が何をどのように、という切り口で発想をしていくとテーマについて、構造をもって思考を展開することが出来ますので、考えのとっかかりが得やすく、思考をまとめやすくなります。

トップダウン的な思考になります。このときの切り口の言葉をBOIといいます。Basic Ordering Idea(基本となる発想の指示)です。

本やネットで良く紹介されているのが、このマインドマップの書き出し方です。このフルマインドマップで頭を整理する時には、このBOIになにをもってくるかが、とても大事になります。

このBOIには、3つの作り方がありますので、ご紹介しておきます。

一つ目が自由に書く、ということ。思いつく切り口を言葉にしながら書いて見るということですね。まぁ、だいたいの切り口が想像出来る・・という時に上手くいきます。例えば、自分の自己紹介をマインドマップで考えてみるというとき、これは大体項目は想像がつきます。趣味、仕事、家族、将来の夢・・・書いていくうちに切り口を思いつきながら書けば良いです。

二つ目がフレームワークを使うということ。フレームワークとは思考の枠組みのことです。世の中には先人が沢山のフレームワークを作ってくれています。それを利用させてもらうのです。例えば、先に上げた5W1Hはもっとも有名なフレームワークです。他にも、起承転結や月火水木金土日、SWOT分析やPDCAなど、本当に沢山あります。マインドマップの使いどころと言って良いでしょう。

三つ目がミニマインドマップを利用するという方法です。整理したいテーマが本当にどう考えて良いやら皆目検討もつかない、どのフレームワークを使ったら良いかすらわからない、こういう時は、まずミニマインドマップで書き出して見るのです。そして、そこに出てきた言葉たちをグルーピングしてみて切り口を作ります。3~5つぐらいのグループを使ってそのグループに名前をつけます。

その名前を思考の切り口、BOIとして使っていきます。つまり、ひとつのテーマでマインドマップをミニとフルを2回書いて思考を整理するわけです。こうすることで大体のことはすっきりと書き出すことが出来ます。

放射状に思考を書き出すときにも、マインドマップにはこの二通りの書き出し方をすることが出来ます。こうして書き出したあと、次の工程に移って、頭のギヤを切り替えて、全体を眺め、そして考えを引出すようにするのです。次回以降この切り替えに触れていきます。

 

思考を上手に整理するノート術 マインドマップの書き方は 全7トピックスでお送りします。

その1【1枚の紙に1つのテーマ】
その2【中心に象徴を書く】
その3【線の上にことば】
その4【放射状に書く】
その5【二つのタイプ】
その6【イメージを使う】
その7【全体を見渡す】

 

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マインドマップは、頭をすっきり整理することの出来るノート術です。思考が整理されると仕事や生活が快適に楽しいものに変わります。そんなマインドマップの使い方や書き方の情報をこれからもどんどん発信していきます。どうぞチャンネル登録をお願いいたします。チャンネル登録は こちら です。

引き続き、色々なマインドマップをご紹介しながら、頭ってどう整理すれば良いのかをお伝えしていきます。

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