思考を上手に整理するノート術 マインドマップの書き方 その4

思考を上手に整理するノート術 マインドマップの書き方 その4

【放射状に書く】

頭はスッキリ整理したいですよね。そのためにはノートを上手に使うことです。思考をスッキリ整理するためのノート術をご紹介します。「マインドマップ」です。

今回はマインドマップという言葉を始めて聞いたぞ?? という方にも分かっていただけるように、マインドマップの書き方をシリーズでお届けします。全7ステップでお届けします。今日はその4回目、【放射状に書く】です。

 

ダイジェストの解説動画を作成しました。こちらをご覧下さい。

 

思考を整理するには、まず、1つのテーマを1枚の紙に書き出すことです。上手に書き出すためには、中心にテーマを表すイメージを書きそこから「線を書いてことば」でスピーディーに書き出す。前回までにここまでお話ししました。今回の説明は放射状に働いている思考についてです。

私達がモノをすっきり理解したと腑に落ちるときは、どんな状況のときに起きるでしょうか?そのテーマの全体がつかめた、そして、その全体のひとつひとつがあるいはそのテーマと他のことがしっかり結びついた時、あぁスッキリした!となります。私達は、モノを覚えたり理解をするときに、他の考えや概念との結び付きを作ります。

私達は、頭の中で沢山の結び付きを作っています。ひとつのことばや概念から、とても多くの結び付きを作るのですが、この時の方向は、とても広範囲で、あちこちに関連が飛んでいきます。整理整頓されたものでなく、自由気ままに奔放に結びついていきます。実に自然です。このように結び付きが出来ることを「放射状に」と表現しています。

そして、この放射状に伸びた関連に於いて、ある法則が見つかった・・とかいつも繰り返されるパターンがある・・となった時に脳はこれを特に意味のある関連として、記憶にとどめます。この意味のある関連が自分の中に出来た時に、頭が整理された!と感じるのです。

このためには、まず今考えているテーマについて、出来るだけ沢山の連想や思いつく情報を書き出して全体像をつかむようにします。このため、まず一つのテーマで出来るだけ沢山書き出せるように放射状にあちこち自由に書き出せるスタイルで素早く思い浮かぶことを書き留めていきます。

この時のコツとなる考え方を二つお伝えします。

まず、整理しながら書き出そうとしないことです。マインドマップは階層を持ちながら枝分かれをしているように見えますので、ツイツイちゃんと整理しなければ・・と思いがちです。この言葉をここに書いても良いのだろうか?このつながりはおかしくないのだろうか?もっと適切な言葉はないのだろうか?

これをすると上手くいきません。私達の脳は違う方向性の思考を同時に働かすことが出来ないのです。アクセルを踏みながらブレーキを踏むとおかしなことになります。今、一つのテーマについて出来るだけ沢山の思いつきを書き出そうとしています。広がりをもった発散思考をしようとしているのです。

整理することは、正しく順序づけたり、近しいもののグループを作ってその意味を持たせたりといった、収束をさせるような思考の方向です。垂直方向といっても良いでしょう。この垂直を今やろうとしている水平方向の発散過程な混ぜても、脳は上手に働かないのです。

今放射状にに書き出すこの局面では、整理をしなくてOKです。整理をしようとすると途端に発想が止まって、マインドマップの自由さがなくなり、書いていて楽しくなくなります。

そして、コツとなる考え方の二つ目、マインドマップは2段階に分けて書くと割り切ること。発散させるように放射状に書き出す時は、整理をせず、ただただ頭の中にある情報を書き出すのだと自由に書きなぐるつもりで書けばいいのです。

実はこの後お伝えしていく工程でちゃんと思考を収束させていきます。だから安心してまず書き出していくことがコツになります。

思考を上手に整理するノート術 マインドマップの書き方は 全7トピックスでお送りします。

その1【1枚の紙に1つのテーマ】
その2【中心に象徴を書く】
その3【線の上にことば】
その4【放射状に書く】
その5【二つのタイプ】
その6【イメージを使う】
その7【全体を見渡す】

 

 

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マインドマップは、頭をすっきり整理することの出来るノート術です。思考が整理されると仕事や生活が快適に楽しいものに変わります。そんなマインドマップの使い方や書き方の情報をこれからもどんどん発信していきます。どうぞチャンネル登録をお願いいたします。チャンネル登録は こちら です。

引き続き、色々なマインドマップをご紹介しながら、頭ってどう整理すれば良いのかをお伝えしていきます。

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