マインドマップ イメージの使い方7 東京MindMap教室
マインドマップ イメージの使い方7 東京MindMap教室
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前回の 潜在意識2 の続きです。
アイデアの発想法
アイデア出しの手法には、左脳的な方法と右脳的な方法があります。
左脳的な方法とは、オズボーンのチェックリストのように連想のための質問があらかじめ用意されていてそれらのリストに従ってひとつずつ連想を積み重ねていく方法です。大きくしてみたらどうだろう、小さくしてみたらどうだろう、他のもので代用したらどうだろう、逆にしてみたらどうだろう・・・といった発想を促す質問が始めから用意してあって、それらの質問をもとに連想を広げてアイデアを得ます。
例えば、新しいガラスのコップを商品として考えてみるとき、ガラスのコップを小さくしてみたらどうだろう?と考える訳です。飲み口のところをグっと絞って小さくして、温度が冷めにくくしてみたはどうでしょうか?あるいは、底を小さくして先を尖った形にすると、氷の中に刺して冷やす専用のコップを連想出来るかもしれません。
このとき連想をし易くするコツがイメージです。頭の中でガラスのコップを思い浮かべて小さくしてみる、全体を小さくしてみて眺めてみて、何かに使えそうか・・と考えてみる。口のところを小さくしてみてどんな用途があるかをイメージしてみる。イメージが頭の中で色々展開出来るとそれだけ、発想が得やすくなります。
左脳的な発想方法で他にもブルートシンクという強制連想法があります。発想が得やすいことばを並べて置いて、ひとつを選んで発想を広げます。例えば、ガラスのコップを考えるためにいちじくということばを選んだとしましょう。まずいちじくということばから色々と連想を広げます。
いちじくの形は独特ですね。あの涙のような形をそのままコップにすると面白いかもしれません。ティアドロップコップ。いちじくは皮を向けば中から甘い味が出てきてその中には小さな種がありますね。小さなガラス玉をコップの底に作った空洞に入れてデザインしてみてはどうでしょう。一風変わった見た目でグっと飲むと音がチャラチャラとなって面白いかもしれません。
このときも頭の中でいちじくを具体的に思い浮かべて、触ってみたり剥いてみたりして得たイメージをガラスのコップに組み込んでみるということが出来れば発想が広がる訳です。
右脳的発想法
左脳的発想法は機械的に大量のヒントを得て、そこから面白いものを選んでアイデアを作っていくという方法ですので、ある程度顕在意識的な、発想の飛躍としては大きくないものが多い印象です。
一方右脳的な発想法は、いままでにない斬新なモノがひらめくことが多いのです。例えば深いイメージを描きながら物語を頭の中で夢想をして発想を得る方法があります。
得るべきテーマについて、顕在意識下であれやこれやと考えます。もう限界かな?と感じたころこの夢想を行います。例えば、嵐の夜を思い浮かべます。海賊船で出かけたあなたは、宝の地図をもって無人島に向かっています。降り注ぐ豪雨の中空には星ひとつない暗闇、ゴーゴーと風がなる中、船員は必死にオールを漕いで進んでいきます。大きく揺れる船、息詰まるような緊張、・・・やがて島についてあなたは洞窟の中に船をつけ、カガリ火を片手に奥へ奥へと進んでいきます。膝まで水に浸かりながら、歩くと沢山の虫があちこちを這いずっている音が聞こえます。
しばらくいくと遂に宝の箱を発見し、その蓋を開けると一枚の紙が入っていました。その紙を広げるとなんとそこには新しいガラスのコップのヒントになることが書かれているようです。暗いので良く見えないのですが、カガリ火を近づけて見えたその内容は・・・・
そんな風に時間を少しかけて、ドップリと空想に浸り充分に頭の中でイメージが動きだしたころ期待を込めて、ヒントをみようと目を凝らしたその刹那ヒントになるイメージが湧き上がります。もしかしたらその時見えたものが、ピノキオの人形が浮かぶかもしれません。あるいは水色が濃淡を混ぜながら美しく見えるかもしれません。それとも大きな音で春の小川のメロディーが聞こえるかも。
その時感じたイメージをヒントに新しいガラスのコップを考えてみると今考えるべき新しいガラスのコップのヒントとなっているかもしれないのです。顕在意識で考えるのではなく、潜在意識の感じる力を使ってアイデアを沸き上がらせるのです。普通には考えにくい発想を得ることができます。
次は アイデアの発想2 に続きます。
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