マインドマップ イメージの使い方5 東京MindMap教室
マインドマップ イメージの使い方5 東京MindMap教室
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前回の 右脳と左脳 の続きです。
潜在意識と顕在意識
潜在意識ということば、聞いたことはありますか?イメージはこの潜在意識と深く関わりがあります。
潜在意識は精神分析学者のフロイトが発見しました。私達が普段、モノを考えているのが顕在意識です。ことばを使って判断を繰り返しています。顕在意識が思考の司令塔になります。この意識のもと私達は論理的な思考を行い、行動の意思決定をしています。
ところが、私達の思考にはこの顕在意識だけではどうもうまく説明出来ないことが多い。例えば、夢はなぜみるのでしょうか?顕在意識はすっかり眠って活動を停めているはずなのに、実に様々な想像性に富んだ夢をみます。
遠い記憶は何処にしまわれているのでしょう?普段は思い出せない記憶、でもじっくりたどっていくとあるとき突然思い出される記憶。これらは何処にあって、どんな働きをしているのでしょう?
好きな場所ってありますね。なぜその場所は好きなのでしょうか?はっきりとその理由を説明出来ないけれどなんとなく好きな場所。あるいは好みの部屋、こんな雰囲気の部屋って好き。そう感じる、でもなぜだかはっきり分からない。
いつもきっちりと机の上を片付けていたい、そんな方も多いですね。でもなぜそう思うのでしょう。好きな映画ってありますね。好きな映画のジャンル。どうしてそのジャンルがお気に入りなんでしょうか?好きな異性のタイプも人によって違います。静的で知的な人を好む人がいる一方、活動的で感情豊かな人がタイプという方もいます。
そしてむしろこの顕在意識でない部分での影響こそが私達の行動を決定づけているのではないでしょうか?頭では分かっている、でもなんとなくやりたくない、そう感じていることはどうしてもうまくやれません。顕在意識と潜在意識が綱引きをしたときは、潜在意識の方が常に勝つと言われています。
クリティカルファクター
顕在意識はことばの世界です。そして潜在意識はイメージの世界。小学生のときのことを思い出してください。どんな校庭でどんな校舎でしたか?そしてどんな教室だったでしょうか?そう記憶はことばでは浮かん出来ません。その時のイメージが想起されるのです。
潜在意識には記憶が蓄えられています。イメージとして記憶が蓄えられています。いい思い出も悪い思い出も全て蓄えられていきます。潜在意識の仕事のひとつは、これらの記憶を使ってパターンを作ること。顕在意識は作業容量がそれほど多くありませんので、行動や思考をするときにいちいち全てのことを考えることは出来ません。作業の効率化を行うために、潜在意識はパターンを作って自動的に思考や行動が行えるようにします。
小さい時から、潜在意識はこのパターン作りをひたすら行います。そうして、性格や感情のパターン、信念といった行動プログラムを作るのです。
そして、この顕在意識と潜在意識の間にはクリティカルファカルティーという膜があります。子供のとき、丁度ことばを覚える頃にこの境界が出来るのだそうです。私達大人は外の情報や経験を一旦顕在意識で受け止めます。そして判断をしてから潜在意識に記憶として入れていくことが出来ます。
しかし、まだしっかりとこの境界が出来ていない子供の場合はダイレクトにこの潜在意識に外の刺激が作用してしまいます。だから子供は感情的になりやすい。嫌な出来事があるとすぐに泣き出します。楽しいことがあると夢中になって遊び大声で笑います。
だから、小さな子供のころの親の接し方はその子にとても大きな影響をあたえます。三つ子の魂百までといわれるゆえんです。キチッとした行動をとると親が喜べば、それがその子にとっての成功パターンになります。潜在意識は命を守るのが仕事ですので、この成功パターンを自分の行動原理とします。もし親がいつも子供に注意ばかり与えていると、行動を積極的にしないパターンが出来てしまいます。
子供のころの成功パターンが大人になったとき手放した方がよいようなものなら、もう手放したいですね。もう大人になったいま、それが必要なければそうと気づいて手放すようにしていくと、今の好ましくない行動を少し変えることができるかもしれません。
もう少し、潜在意識の話を続けます。
次は 潜在意識2 に続きます。
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