マインドマップ イメージの使い方3 東京MindMap教室
マインドマップ イメージの使い方3 東京MindMap教室
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ビジネスパーソンの絶対ムリをチャンスに変える 思考を見える化する講座
前回の ゴールイメージ の続きです。
思考の根本
イメージがなぜ大切かを考えてみます。
私達はことばでモノを考えます。人間はことばを発明したからこそ、現在の文明や文化を築いたと言えます。ことばという情報を伝える手段を得たことで、他の動物達にはない高等な集団活動が可能になりました。
得た情報をうまく伝えるためにことばを発達させてきました。そして、私達はことばでモノを考え、推論して思考を組立ます。ことばこそが、人間を人間らしくしていると言えます。
では、私たちはことばを使って思考をするときに頭の中で何をしているのでしょうか?
例えば、川で魚を見つけたので、これを仲間に伝えたいとするとき、この魚をことばで伝えるときにどのように表現するでしょう。「あちらの川で鮭がいるぞ!海から沢山の鮭が泳いで来ている。とても大きな両手を広げたぐらいの長さをしていてお腹のあたりがたっぷり膨らんでいる。色はうっすらピンク色がかかって銀色とブルーが混じって・・・。あれだけの鮭を捕まえるには沢山の網と仲間が三人はいるぞ。・・・」
このように情報を伝えるかもしれません。このときやりたかったことはその情景を相手の頭の中に描かせるようにことばにすることですね。つまりことばを使って「イメージ」を伝えたかった訳です。
私達がやりたいのはこのイメージを使ってイメージを伝えたり、イメージを動かしたりすること。ことばはそれを行うための道具です。私達が思考を働かせるときの根底にはこのイメージがあり、このイメージを動かすことこそがモノを考える時に行っていることです。
イマジネーション&アソシエーション
小学生のときのことを思い出してみてください。どんな校舎でしたか?どんな校庭でした?どんな教室で先生はどんな感じの人でしたか?そこでどんなことをしていましたか?どんなことをして遊ぶのが好きでした?
これを思い出すとき、頭の中ではそのときの情景が浮かんでいるのではないでしょうか?
鉄筋コンクリートで3階建て、校庭は100mのコースが斜めに取れる大きさで土。・・・このとき、ことばの羅列が先に浮かぶ人は少ないと思います。情景が浮かぶのが先、それをことばで表現していっていますね。
マインドマップの開発者のトニーブザンは頭がやっている仕事はイメージを関連付けることだ!と表現しました。イマジネーション&アソシエーション。
校舎や校庭のイメージが浮かぶとそれに関連して教室やそこでの授業風景、先生の様子や友達と遊んだことなどが次々と浮かんで来ます。イメージが関係のあることを紐付けて頭の中に浮かんでくるのです。これが思考の根本として脳が行っている仕事です。
思考の中でこのイメージ同士の関係がうまく結びついたり、イメージ同士の共通性から一定の法則が得られて教訓を導けたりすると私達は 「わかった!」となります。思考をうまく行うためのコツは、イメージをうまく扱うことなのです。
次は 右脳と左脳 に続きます。
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