マインドマップ 思考の整理2 クリティカルシンキング 東京MindMap教室

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クリティカルシンキングは面白い!
マインドマップ やさしいクリティカルシンキング1

 
 
 
 

point クリティカルシンキングとは?

A首相就任直後から景気回復、政策に一定の評価!
I選手 2年目のジンクス敗れず 

このニュースわかるけど、なんかいってることがおかしい・・
TVや新聞の記事をみていると、そんな風に感じることってありますよね。いやいやそれは言いすぎでしょう、と思うことがままあります。これが、はっきり夕刊スポーツ新聞のように娯楽色の強いメディアであれば、「ほんまでっか?」というノリで見ていれば良いのですが、経済新聞のような信頼性の高いはずのメディアの場合は注意が必要です。

仕事で企画をつくる時の根拠にするとか商品開発の方向性を決めるときの情報にするとき、あるいはプライベートで大きな買い物をするとか進路を左右する決断をするといった場合に、誰かが加工して発信している2次的な情報はよくよく精査をすることが必要になります。

こんな時にとても役立つであろうセミナーを受講してきました。

京大MBAから学ぶ「やさしいクリティカルシンキング入門」

私自身は商品開発のお仕事をしていますので、割とキチンと筋道を追いかけてものを考えます。論拠をしっかり固めながら仕事を進めるタイプですので、なぜそれがいえるのか?それは本当か?とよく考えている方だと思います。しかし、回りに、この人の話は筋道がおかしい、この人と話をしているとどうも上手く結論にたどり着けない・・・という人は少なくありません。

今回このセミナーを受講して、なるほど、この原因と結果の把握の仕方があまいと、腑に落ちにくく、なんかおかしいどうにも気持ちが悪いと感じるのだということが分かりました。

講師はSHさん、京大MBAホルダー、大手飲料メーカー勤務のかたわら社会人に対して数学・経済学の講義に取り組んでらっしゃる先生です。

クリティカルシンキングという言葉、割と見かけますね。でもその意味をちゃんと知っている人はあまり多くないのではないでしょうか?クリティカルシンキングの定義は「情報の真偽をキチンと見分けて推論をすること」です。

よく聞くロジカルシンキングとはざくっといってしまうと「論理的にキチンと推論すること」ですが、クリティカルシンキングはその前提となる情報の精査に力点が置かれていることに特徴があります。経営やマーケティング分野で使われる思考法ですので、その前提となる情報に人間の心理的な要因が入ることが多く人間の心理といううつろいやすいものを扱うので認知心理学的なアプローチであるとも言えそうです。

 
 
 

point やさしいクリティカルシンキング

クリティカルシンキングの基礎を教えていただきましたので、ざくっとご紹介します。

1、因果関係とは
私達が普通に捉える因果関係とは、Aという原因がBの結果につながったというように「別のものを引き起こす関係性」です。しかし、これをもっと細かくみると原因には必要原因と十分原因があることが分かります。野球で点数が入るという結果に結びつく原因には、ホームランを打つとかスクイズを決めるなどが考えられますがこれらは十分原因。それ以前に何があるかというとピッチャーが投げる、バッターが打つ、ことやそもそもをいうと野球の試合がある、球場があるといった原因も考えられます。これらが必要原因。
さて、私達が因果関係を考えるとき、どの程度の範囲で原因を考えているでしょうか?

2、観察
原因は一番目につきやすいものが取り上げられやすい。ですので情報は多角的に観察し分析する必要があります。
あるアイスクリーム会社、広告を大々的にうったおかげで前年比40%の売上になったのだそうです。これ広告を売ったことが原因とも言えそうですが、もしかしたら他の原因はないのでしょうか?例えば記録的猛暑だったとか、たまたま有名芸能人がツイッターでいいね評価したことが広まったとか・・このように因果関係を観察するには、いろいろな付加情報の可能性を考えてみると良いようです。

3、因果関係を立証するには1)相関関係、2)時間的順序、3)第3変数の排除の3つが必要である。
1)相関関係
因果関係の第一歩はこの相関関係があることです。勉強時間が多いからテストの試験の点数が良かった。わかりやすいですね。読書量が多い人は高収入の人が多い。これも立派に相関関係があるのだそうです。一見確からしいのですが、本当にでしょうか? ではと沢山本を買い、読書会に頑張って参加したとき、多くの人が無事収入が増えれば良いのですが、必ずしもそうでない場合も多いとも思います。相関関係があるだけでは因果関係があるとは言えません。

2)時間的順序
やかんを火にかけたからお湯が湧いた。間違いありませんね。因果関係はこの時間的順序が成り立ちます。暴力シーンの多いTVを見る子供は非行に走ることが多い。これももっともらしいですね。しかし、非行に走った子供は暴力シーンの多いTVを好んで見る。これも正しい気がします。とするとどうもTVと非行の間には因果関係があるとは言いにくいのかもしれません。

3)第3変数を排除する
タバコをすうと病気になる。いまや定説と言えます。しかし、本当にそうか?という議論があるそうです。タバコを吸う人が健康を損なう確率はとても高いというデーターは確かにあるのでしょうが、いやいやストレスを抱えている多くの人がタバコを吸う傾向にあり、ストレスの高い人が病気にかかり易いのだ。と言われてしまうと論破が難しそうです。マウスを使った実験は可能でしょうが人間相手となると簡単に実験が出来ない、そんなことを逆手に取った主張ですが可能性として捨てきれません。このストレスが第3変数に該当するのですが、因果関係を考えるときこの直接原因を見誤ると打つ対策が的を外してしまいます。

マインドマップ やさしいクリティカルシンキング2

 
 
 
 

なるほど、クリティカルシンキングなかなかに面白いですね。講座は豊富に例題があり、ワークがあり、参加者みんなで盛り上がった時間を過ごすことが出来ました。講師のSHさん、参加者の皆様、ありがとうございました。私自身思考方法について考えるための良い情報をいただくことが出来ました。

なお、この講座はプロフェショナルコーチのたかぎけんじさんが勉強会と主催されました。たかぎけんじさんのホームページは こちら です。

 
 
 
 

最後になりました。岡べまさみちが登壇する、直近のセミナーのご案内です。分かりやすい講座を心がけていますので、是非ご覧ください。 講座のご案内は こちら です。
 
 
 
 

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