アイデアマインドマップ5 アイデアのヒント 東京MindMap教室
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アイデアのヒント ジャックフォスター
前回 アイデアマンの作り方でジャックフォスターの本をご紹介しました。(こちら です。)
あんまり面白かったので、その次に発刊された「アイデアのヒント」を読みました。こちらも脳がしびれるほど面白かった。すかさず読書マインドマップを作成しました。
ジャックフォスターについて改めてご紹介しますと、(以下本の紹介覧より転載)
アメリカの大手広告代理店でサンキスト、マテル、スズキ、マツダ、ユニバーサル・スタジオなどの多数のメジャー企業の広告を担当し、いくつもの広告賞を受賞。ロサンゼルスの広告代理店フット・コーン&ベルディング社は、彼がクリエイティブ・ディレクターとして率いた15年間に米西海岸の最大手に成長した。広告業界で45年のキャリアを築き、のちに大学で教鞭をとる。
広告業界で実績を残された方ですね、あの「アイデアの作り方」のJ・W・ヤングも広告業界の人でしたので、広告業界はよっぽどアイデアが大事なのだということが分かります。実際に組織をリーダーとして引張ったときの話や大学での授業での話が出てくるので、内容に迫力と説得力があります。
前回のアイデアマンのつくり方が2002年9月の発行で、今回のアイデアのヒントが2003年1月の発行。その後17刷までいっていますので、かなり売れていますね。
その中身を少しご紹介しますと、全14章からなっていまして、1章がアイデアとは何か?で「アイデアとは既存の要素の新しい組合わせ以外の何ものでもない」とやはりJ・W・ヤングのアイデアの作り方を引用して、述べています。
2章~9章が心構えについてで、楽しむこと、自分を信じること、その気になること、子供心を取り戻すこと、知りたがりになること、勇気をもつこと、ヒント(思考の枠組を変える)、組合せること が書かれています。
10賞~14章がプロセスについてで、質問をする、情報をかき集める、数を出す、わすれる、実践する ということについて書かれています。
自分で売り出そう
この本で、アイデアを出すということがどういうことなのか?くっきりはっきり分かります。アイデアの出し方をしりたいと思う方に、とてもお薦めの本です。
中でも、今回私が気に入った箇所をご紹介しますと、
1、セルフイメージが大事
アイデアはそこにある。自分はアイデアに気づくことが出来る。そう思うこと。はっきり自分はアイデアマンであるとイメージすること。
2、知りたがりになること
J・W・ヤングはアイデアを出すためには情報を広く集めることだと言いました。そして、その情報には特殊情報と一般情報とがあると。まず、特殊情報とは、直接アイデアを出そうとしている対象についての情報です。これは質問をしまくります。そして、そのことを強く意識します。意識することで見るもの聴くものから、情報が飛び込んでくるようになります。
一般情報については、知りたがりになること。そして、絵を書くことを勧めます。アイデアはビジュアルで考えること。そのためにはイメージ力を鍛えること。絵を書くためには、対象をじっくり観察すること。
3、アイデアを出す前に
問題を正しく捉えます。自分が作っている制約を外して作り直す、そんな質問を沢山投げかけるましょう。どうして?どうして?
4、わすれる
J・W・ヤングはアイデアを思いつくためには、いったん忘れてリラックスすること、と言いました。ジャックフォスターはこれを一歩進めて、考える対象を切り替えることを推奨しています。アイデアを出すために熟成させる期間が必要なのは間違いない。しかし、単にリラックスすることは難しいので、べつの問題を考えるようにすると良いといいます。
なるほど、いくつものテーマを抱えながら、パッパッパッパッと忙しくしている人の方がアイデアフルでモノごとが加速するように進むケースが多いですものね。
5、自分で売り出そう!
アイデアは何かのやくにたってなんぼです。思いついたアイデアを実践していきましょう。たった今始める。本気で締切を作って、退路を絶って。そんな迫力で行かねば良いアイデアは出ません。もし誰もアイデアを買ってくれないなら、自分で売り出すつもりで考えましょう。
・・・アイデアが欲しいと思ったときに、アイデアを出すための技法についつい目が行きがちです。色々な発想法やスキルとしての組合せ方が世の中に溢れています。もちろんそれは大事なことなんですが、まずは心構えが大事なんだなぁーと感じた一冊でした。
発想力を磨くために、セルフイメージから始めましょう。大丈夫、アイデアはそこにあります。
最後になりました。岡べまさみちが登壇する、直近のセミナーのご案内です。分かりやすい講座を心がけていますので、是非ご覧ください。 講座のご案内は こちら です。