マインドマップ使い方No47 マーケティングを考える2 東京MindMap教室
マインドマップ使い方No47 マーケティングを考える2 東京MindMap教室
前回に引き続き マーケティングについて考えます。
※このマインドマップと本記事のマーケティングに関する内容は「選ばれる力」原佳弘著 を参考にしました。
マーケティングを考えるマインドマップ
最近、講師登壇の依頼が増えてきて、大変嬉しい岡べまさみちです。
依頼をいただいくのはやはり「マインドマップ」を使った内容のセミナーなのですが、マインドマップをお伝えするにしても、そろそろ講師としての立ち位置を明確にしていかなければいけないかなーと思っています。もともとトニーブザンのコンテンツであるマインドマップを教えるのがマインドマップインストラクターではありますが、マインドマップの書き方を教える・・・というだけでは講師としての独自性に乏しい。他に沢山いらっしゃるマインドマップのインストラクターの方々との違いを出していかないと講師として生き残っていけません。
講師としてのマーケティング戦略が必要!です。
前回、マーティングについての記事を書きましたが、今回はもう少し具体的にマーケティング戦略について考えてみたいと思います。作ってみたのが、冒頭のマインドマップ、マーケティング戦略を考えるテンプレートとして書き起こしました。
右側には、STP(セグメンテーション、ターゲッティング、ポジショニング)
左側には、4P(プロダクト、プライス、プロモーション、プレイス)
をメインブランチにBOIとして書き、全体で俯瞰するように講師としてのマーケティング戦略を考えてみようというわけです。
講師としてのマーケティング戦略
冒頭のマインドマップに色々な連想を書き込んだものが、このマインドマップです。
まず、プロダクトの商品力から考えてみます。
講師としての商品力は講座の内容になりますが、モノを言うのは講座のバックボーンとなるべき、講師の実際の経験値。私の場合はマインドマップ、コーチング、アイデア力(特許実用新案権利化実績29件)などがあります。これらを上手くコンテンツとしてパッケージにしていけば良さそうです。マインドマップについては相当数のセミナーを行ってきましたし、コーチングについても独自の取り組みをしてきています。社会人の経験の中では沢山のアイデアを出して問題解決に取り組んできました。
また、講師はクライアントの問題を解決してなんぼ、かと思いますが、講座の設計力についてはマインドマップを使って作り込む訓練を相応にしてきましたし、講師力についてはコーチングをベースにしたファシリテーションや分かり易い説明については一定の評価を得られるようになってきました。
商品力としては、このあたりを工夫することでなんとかなりそうです。
次にセグメンテーションについて考えてみます。
講師として登壇する場合、一般の方を対象にしたセミナー形式のものと、企業を対象にした研修形式のものとありますが、ここでは企業研修を対象に考えてみます。企業研修で分かり易い分類は階層別研修です。新入社員研修はどの企業でもほぼ100%実施しているでしょうし、選抜型の管理職研修もそこそこの数が実施されていそうです。また、テーマ別でも様々なものがありそうですが、私のコンテンツから考えると問題解決や商品の企画や開発に役立てる内容にするとよさそうです。
部門別に考えると人事部が行なう人材育成、営業本部が行なうセールスパーソン向け研修、開発本部が行なう企画力養成、などがありそうです。講義の方法としては、ブレストを含むワークショップ形式、一定の成果物を出す研修形式が考えられます。
これらのセグメントから、ターゲットを考えてみます。
研修の市場性としては、回復基調とききます。バブル崩壊後、企業は人材育成の費用は削減してきたのですが、昨今はそのツケが廻ってきており管理職候補の人材が育ってきていないと聞きます。また、AIの発達により、働く人達がより創造性の高い仕事をしていかないと競争力を保てない時代に入っています。企業はヒトこそが成長の源泉。こういう観点からの人材育成にニーズが高まっていくと予想します。
これらのことに岡べまさみちの経験値から可能なコンテンツを考え合わせると、STPは問題解決力が特に求められるリーダー層にターゲットを絞り、行動を生み出すようなアイデアを出すスキルを身につけることが出来る、研修(講座とブレスト練習)とすると良いのではないかとアイデアが湧きました。
ここであらためて、4Pを考えます。
プレイス(販路)は企業研修を考えた場合、研修エージェントを検討すべきでしょう。幸い現在いくつかのエージェントとつながりが出来つつあります。また、講師仲間も大事にしたいですね。
プロモーションはネットの活用をもう少しやっていく必要があります。またフロントセミナーも検討すべきでしょうか。
プライスについては商品がもっと具体的になってきたら検討することとしました。
プロダクト(商品力)について、その鮮度を保ち実力を伸ばしていくためには、講師以外で実戦していくことも検討すべきですね。アイデア出しのコーチングをする、アイデア出しの勉強会をする、などです。
先のSTPで更に他の問題解決や創造性開発の講座との差別化点を考えると、マインドマップとコーチングを上手く取り入れること、となります。
まだまだ、荒削りですが、ざっと岡べまさみちの講師としてのマーケティングを冒頭のマインドマップを使って考えてみました。なかなかうまく整理出来たように感じます。是非みなさんもご自身の仕事に当てはめて冒頭のマインドマップのようにSTPと4Pからマーケティングを考えてみてください。きっと頭がすっきりして次の行動のためにアイデアが湧きますよ。