マインドマップ使い方No32 問題解決に使う  東京MindMap教室 

マインドマップ使い方No32 問題解決に使う 東京MindMap教室 

どのように問題解決に取り組めば、効果的なのでしょうか?

マインドマップ 問題解決プロフェッショナル

 
 

point 問題解決のステップ

仕事は問題解決の連続です。問題解決こそが仕事であると言えます。効率よく効果的な問題解決をしたいものです。どのように考えれば良いでしょうか?

よくいわれている問題解決のためにの基本ステップは次のとおりです。

1、問題を認識する。
  まず、あるべき姿がわかっているか?あるべき姿とのギャップが問題。

2、現状を把握する。
  対症療法はダメ。その場しのぎの対策では、上手くいかない。
  まずは現状を明らかにする情報を徹底的にあつめる。

3、原因を追求する。
  個々のつながりをみていき、構造をあきらかにする。
  具体的な行動に落とし込めそうな項目を突き止めていく。

4、対策案をつくる。
  具体的な対策を講じる。
  つながりのポイントとなっている項目を拾いあげ、構造を変えるような対策を練る。

  
5、計画を作る。
  対策案を評価して、優先順位を決める。
  複数案持つ。

6、行動する。
  完璧な対策はない。
  仮説を立てて、素早く実行していく。
  
7、修正する。
  行動の結果をチェックしてフィードバックする。
  計画案を修正していく。

ポイントは問題に対症療法的に対策をとるのではなく、その問題の構造を把握してそれを変えうる対策をとること。そうでないと、問題の先送りとなります。薬がきれると再発する病気のようなものですね。成人病への根本治療が脱メタボのためのダイエットが必要であるのと似ています。

 
 
 

point ロジックツリー

冒頭のマインドマップは、問題解決の名著「問題解決プロフェッショナル」(齋藤 嘉則)をマインドマップ化したものです。問題解決の考え方が良く分かります。

1、ゼロベースで考えること。
  思考の枠を外す。今考えている範囲の外まで思考を広げる。

2、仮説思考
  調べる前にまず仮説をたてる。そうすることで、より効率的な調査が行える。
  行動案もまず仮説と割り切り、行動していく。行動していくなかでわかることも多い。
  結果をみながら修正していく方が速く正しい結果に到達する。

3、ロジックツリーで考える。
  MECE(もれなくだぶりなく)に思考を広げる。
  広く深く。なぜ、なぜ、なぜと原因を深く広く考える。
  どうすれば、どうすれば、どうすれば、と対策案を広く深く考える。

4、計画をたてる。
  総合課題と個別課題に対して、総合対策と個別対策をたてる。
  優先順位を決め、期間と費用を決める。

これらの思考ステップを頭にいれて問題解決に取り組んでいくと良いのですが、特に3のロジックツリーのところでマインドマップを使うといいですね。まず、ミニマインドマップで広くアイデアを広げて、MECEとなるように思考の軸を探ります。次にその思考の軸でフルマインドマップで堀下げるように連想を広げていきます。

原因を突き止めるときのロジックツリー
対策を考えるときのロジックツリー

これをマインドマップで行えば、より簡単に広く深く考えることができます。

このロジックツリーに限らず、複雑なことをより簡単に思考をするためのツールがマインドマップです。
問題に直面したときにまずは気楽に なぜ、こうなったのだろう?どうすればいいのだろう?とマインドマップで思考を広げてみて下さい。目の前にキーワードを広げるだけで、きっと解決の糸口を発見することが出来ます。

 
 
 

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