マインドマップ使い方No33 セミナーを腹落ちさせる 東京MindMap教室
マインドマップ使い方No33 セミナーを腹落ちさせる 東京MindMap教室
これはいいと思った話は、その場で理解を深めて記憶したいものです。
効果的な記憶と記録の方法
色々な勉強会やセミナーに参加して、自己を高めることは大事ですね。
考え方のフレームやテンプレートを沢山持つことが出来ると、それだけ視点が広がります。思考のパターンをいくつか持つことで、問題解決力が上がったり、新しい発想を得やすくなったり、モチベーションを高く保つことが容易になったりします。
そのためには、要領良く、記録をとり理解と記憶を高める方法が欲しいところですね。はい、ここでもマインドマップが使えます。私は次のような手順で講義録のマインドマップを書いています。
1、纸はA4用紙が望ましいのですが、なければ手帳でもOK。写真はモレスキンの手帳です。ペンは5色ボールペンを使用しました。単色でも可ですが、見づらいので、何色ある方が良いです。
2、セントラルイメージにその勉強会の雰囲気が良く現れるようなイラストを書きます。(私の場合は、講師の方の似顔が多いです。)
3、話の筋を理解しながら、まとまりごとにメインブランチをつくるようにします。もちろん段落や話の転換点がわかりづらい場合もあるので、あまり厳密でなくてもOKです。大体で書いておいてもそれほどおかしくはなりません。
4、話のキーワードを捉えて、関連づけながらブランチを書き足していきます。
5、まとまりのある図表が投影させれたり、ホワイトボードに板書されたら、それを写し取り、関連づけます。
6、ここが大事だな!とかなるほど!と思った箇所は強調するように色を変えたり、囲みをいれたりします。
7、勉強会の最後にマインドマップ全体を振り返り理解を深めます。質問を発見すれば、講師の方に尋ねるようにします。アンケートや懇親会でのフィードバックや話題づくりに役立てます。
ヒーローズジャーニー
今回私が参加したセミナーは、「起業18年目の私が今も学び続けていること」です。
講師は吉野 久さん、吉野さんは株式会社グッドフィールドアンドカンパニーの代表取締役社長で、この会社の創業者です。創業者の体験談やモノの考え方を直接伺えるのはなかなか貴重な機会ですので、私も楽しみに参加しました。
セミナーでは「ヒーローズジャーニー」をテンプレートにご自身の18年の起業の歴史とこれからの展望をお話くださいました。とても面白かったです。
「ヒーローズジャーニー」とは、ジョーゼフ・キャンベルが世界中の神話の中に見出した共通のパターンで、色々な物語の基本法則として活用されています。主人公がさまざまな試練に立ち向かい、努力の末、成功を勝ち取るというパターンですが、この法則は私達の人生にもあてはまるそうです。
吉野さんはこの「ヒーローズジャーニー」を簡略化して、3つのステップとしました。
1、旅立ち
日常を離れ、成長のために出発する。自分にとっての快適なエリア(コンフォートゾーン)を離れ、目標に向かって進む。
2、試練
敵が現れ、色々な試練が襲いかかる。メンターや友と出会い、成長していく。(もし何かにに挑戦して失敗したならば、出たな!と思えば良い。)
3、帰還
無事に勝利し、日常に戻る。このときコンフォートゾーンは広がっている。(もしある敵に勝利せずに帰還した場合は、また同じ敵が現れる。)
ご自身の起業から現在までの17年間を3つの期間に分けて、このヒーローズジャーニーのサイクル「旅立ち、試練、帰還」にあわせて、会社が成長していく様子を説明下さいました。
そして、さらに、これから組織をさらに飛躍させるために新しいチャレンジ(旅立ち)を始めるのだそうです。
吉野さんはスターウォーズの大ファン、このセミナーに参加する前に最近公開されていたスターウォーズエピソード7と過去の作品エピソード4・5・6を観るようにと強く勧められましたがその意味があまりピンと来ていませんでした。しかし、セミナーの最後で腑に落ちました。
講座での最後の言葉は「冒険は始まったばかりだ!」でした。
スターウォーズは
エピソード4が旅立ち
エピソード5が試練
エピソード6が帰還
となっています。
エピソード7は新たな旅立ちです。最後の場面では、スカイウォーカーが表れ 再び物語が始まっていくのです。
「冒険は始まったばかりだ!」
エピソード7の台本のト書きでこのセリフが出てくるのだそうです。
失敗があって当たり前、旅立ったのだから試練があるのが当たり前、失敗や試練は成長に向けて旅立ったということの証。
「冒険は始まったばかりだ!」
とてもワクワクする言葉です。とても励まされた勉強会でした。
※グッドフィールドアンドカンパニーのホームページは こちら です。
また、このセミナーはプロコーチのたかぎけんじさんが勉強会として主催されました。
たかぎけんじさんのホームページは こちら です。