ひらめきの構造その2
【ひらめきの構造その2】
考えに考えて、ついにアルキメデスは王冠の真偽を見破る方法を思いついたのです。
前回の続きです。
ジェイムスウエブヤングという人がアイデアの作り方について本を書いています。それをヒントにひらめきの構造を解説いたします。
アイデアを作るには次の4つのステップがあります。
1、情報を集める
2、組み合わせる
3、発動する
4、ひらめく
ひとつずつ見ていきましょう。
1、情報を集めるについて
情報にはふたつありまして、特殊情報と一般情報です。
特殊情報とは、いまから考えるようとする対象についての情報。
例えば、新しいペットボトルを商品開発しようというときに何かいいアイデアはないか?と考えるとしましょう。するとペットボトルについて色々な情報を集めますよね。どんな素材で出来ていて、どんな製造ラインで作るのだろう?どれくらいの出荷量があって、どんなメーカーが作っていて、どんな飲料が多いのか?どんな形がいま売れ筋で・・・・・
これが特殊情報です。
一方、一般情報とはその人がもっている経験や知識のこと。人は色々なことを経験して知識を得てきています。例えばディズニーランドでスプラッシュマウンテンに乗ったあの記憶、新しいペットボトルを考えるのにヒントになるかもしれません。バシャーンとはねる水しぶきのような爽快感、あれをペットボトルに生かせないだろうか・・
そのようなヒントは多ければ多いほど良いですね。だから、アイデアマンは新しいモノ好きです。色々なことを体験しようとします。毎日の日常の中で得る経験や知識が一般情報となって、アイデアの材料となります。
2、組み合わせる
情報が集まったら、組合わせを行います。アイデアは組合わせから生まれます。アイデアとは新しい組合わせのことなんです。新しいペットボトルを考えるときに集まった情報から色々組合わせを考えてみます。
・ペットボトルの素材を少し変えてみたらどうだ?
・蓋をもっと大きくしてみたら?
・健康管理に使えるようにペットボトルの形状を工夫できないか?
・・・・・
新しい組合わせを色々考えてみましょう。アイデアを発想するときの方法は世の中に沢山あって、数百種類あるといわれています。これらを使って発想してみると良いでしょう。
そして、ヒラメキを生むためにはひとつコツがあって、徹底的に組み合わせることなんです。「あー、もうない!」「もうダメ、限界・・」そう思ったところからまだまだ考えてみる、本当の限界・・それぐらいやるといいです。
3、発動する
すると、いよいよ脳が本来の力を発揮します。発動するのです。