ひらめきの構造その1
【ひらめきの構造その1】
アルキメデスは古代ギリシャの数学者にして発明家。
時の王、ヒエロン2世に呼び出され命令を受けた。
「ここにある王冠が本物かどうか、見極めて欲しい。」
王様は、金細工職人に純金で王冠をつくるよう支持したのだが、金に混ぜ物をしてごまかしているのではないか、と疑念を抱いたのだ。
「わかりました。」アルキメデスは答えるが、すぐにはその方法がわからない。
・・・・考えて、考えて、考えて・・でも分からない。
「あれ?どうしたらいいかわからんぞ(汗)これ、ちょっとまずいかも・・・」
なかなか答えが出せないアルキメデスは焦り始める。王様の命令に背くともしかしたら命の危険があるかもしれない・・・
何日考えても分からないアルキメデスは少しやけになり、久しぶりにゆっくりとお風呂に入ることにした。
ざばーん。「ふー、こまったものだ・・・」溢れ出るお湯を眺めながら、ぼーっとするアルキメデス。・・と、不意にアルキメデスの頭にひらめきが走る。
「ん!・・・あっ、そうか、わかった、わかったぞ。」
アルキメデスはそのあまりの喜びで、お風呂を飛び出し、夢中で街中を走り回ったそうです。このとき発した言葉が「ユーリカ!ユーリカ!」今につたわるユーリカのことばの語源です。
この時アルキメデスは何を閃いたのでしょうか?
そして彼の頭の中では、どのようなことが起きたのでしょうか?
次回、この構造を紐解いてみます。