マインドマップ使い方No50 記憶術に使う1 東京MindMap教室
マインドマップ使い方No50 記憶術に使う1 東京MindMap教室
驚いたことに記憶術の練習をすることで、頭の回転がよくなります。
記憶力
記憶力と聞いて皆さんはどのように感じますでしょうか?
受験勉強のイヤーな気持ちを思い出す方も多いかもしれません。私もそうです。暗記ものの科目は苦手でしたねー。歴史とか地理はさっぱりでした。英単語を覚えることも苦痛でした。なんどもノートに書き付けて綴りを覚えたのですが、しばらくするときれいさっぱり忘れてしまいました。社会人になってからも英会話をマスターしようと取り組んでみたのですが、あまり進歩しませんでしたね。今考えると学生のときに正しい発音を意識せずに覚えてしまったことがかえって今足をひっぱっている感すらあり、あいたたたという感じです。
人の名前を覚えることも苦手ですね。一度出会っただけの方だと100%名前を覚えられません。何度かお会いして具体的に会話ややりとりをしてようやく覚えられるといった感じです。
はて?マインドマップインストラクターとしてこんなことで良いのだろうか?
私はマインドマップで頭の整理を行い、読書やセミナーの記録をとり、スピーチを考え、ToDoリストをつくり、企画書やセミナーの下書きをし、自らの将来を考え、セルフコーチングで気分を高め行動するといったことをしています。
しかし、もともとマインドマップは記憶のために考えられたノート術、マインドマップの開発者トニーブザンは世界記憶力選手権を創設した記憶術のグルでもあります。マインドマップインストラクターが記憶力に自身がないようではいけませんね。
ならば、記憶術というものを身につけてみようではないか!と先日ふと思い立ちました。もちろんトニーブザンのコンテンツにも記憶術というコースがありますし、すでに私はマインドマップ記憶術のプラクティショナーコースを受講もしております。なので一通りの知識はあります。しかしながら、なんについても同じことが言えますが知識をもっているだけでは、まったく役に立ちません。実践してなんぼというものです。
世界記憶力選手権には10種類の競技があるのですが、その内のひとつに1時間に何桁の数字が覚えられるか?といった競技があります。現在の世界記録はなんと3029桁なんだそうです。3029・・凄まじい桁数ですね。世界の人口は70億人を超えるそうですが、多いように思ってもその桁数を数えると10桁です。日本の国家予算は100兆円。ものすごい数字に思えますが、それでも桁数は15桁です。3029桁?これを1時間で記憶?
ちょっと想像すら出来ません。しかし何事も挑戦。やってみることで、その一端が理解できることもあるでしょう。そこで、私は目標を作りました。
100桁の数字を覚える。
これです。これを年末までに達成しようと思います。こう決断したのが21日前のことです。
記憶術の練習
早速私は記憶に関する本を片っ端から読みました。100桁の数字を記憶するもっと良い方法を求めて。
今、沢山の情報の中からこれはいいと思ういくつかの方法を実際に試している最中なのですが、記憶術の練習を初めてもっとも驚いたことは「記憶術の練習をすることで、頭がクリアーになりスッキリした。気分がよくなり頭の回転がよくなった。」と感じられることです。
脳の中で記憶を司っているのは海馬という箇所だそうです。一般的に知られていることで脳細胞は新しく作られることがなく死ぬ一方で年齢とともにどんどん減っていっていく、ということがありますが、この海馬だけは例外で脳細胞は生まれ続けているそうです。しかも使えば使うほど生まれる量が増えていくので、まるで筋肉を鍛えるように脳細胞も鍛えることが出来るのではないかと言われています。
私は記憶術の練習を初めて21日が経過しました。人間が習慣を身につけるためには21日続ければ良いと言われますが、記憶についても例外ではないかもしれません。練習を始めたころはヘトヘトになる感じがありましたが、最近はスッキリ感が強くなってきました。これは良いと思います。記憶術は実際に役に立つ場面も多いですし、頭をスッキリクリアーにする力もあります。マインドマップと組合せることで、より快適に思考をすることが出来るようになるに違いありません。
トニーブザンは記憶の要諦は、イメージと関連付けだと喝破しました。多くの記憶術はこのイメージと関連付を利用します。頭の中で映像や感情を動かしながら印象の強い場面を思い浮かべるといった作業をして記憶を植え付けていきます。この作業をすることが、頭の訓練になります。この練習をすることで思考を粘り強く行なうことの訓練にもなり、結果深い思考や豊かな発想につながるのだと思います。
これから何回かに分けて、私が試してみている記憶術の方法をお伝えしていこうと思います。冒頭のマインドマップは、、ナンバーシェイプ、ナンバーライムをマインドマップにまとめたものです。
物を覚える時に、何もとっかかりのない単に羅列されたものは覚えにくいですね。例えばお買い物に行くときに買うもののリスト。
牛乳、とうふ、人参、キャベツ、ペン、コピー用紙、電池、手袋、靴下、歯ブラシ
たとえばこれを覚えようとしたときどうするか。もちろんメモを取るで正解ですが、あいにくメモ用紙がなかったと仮定するとなかなかこれだけの数を覚えるのは一苦労しそうです。ナンバーシェイプ、ナンバーライムはこれを簡単に覚えることが出来ます。これが覚えられるということは、色々なことに応用が出来ます。
次回はこれについてご紹介します。