マインドマップ使い方No54 記憶術に使う4 東京MindMap教室

マインドマップ使い方No54 記憶術に使う4 東京MindMap教室 

数字をイメージ化して覚える。
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point 数字のイメージ化

 
今回は数字をイメージ化する、ということについてです。

先日マイナンバーなるものが、家に送られてきました。12桁の数字の羅列。マイナンバーの是非はともかく、この数字結構重要なものなのでキチンと保管しておく必要があります。ただ、気軽に手帳にメモしておくのは心配、となれば出来れば記憶してしまいたいところです。

それにしても12桁は長い。多くの人が短期的に記憶を保持出来る量は7プラスマイナス2であることを考えると簡単な桁数ではありません。

マイナンバーの他にも、覚えたい数字は多いと思います。
電話番号、暗証番号、歴史上の年号、誕生日、ルートや円周率など公式の数字・・・

数字というものは、極めて抽象度が高いものになります。例えば、リンゴが5個あるのと自動車が5台あるのと、ものの種類はまったく違いますが、量を表す数としてはどちらも5なので同じです。そこにリンゴがあるというのとそこに自動車があるというのでは、受ける印象がまったく違いますが、5という数字は量を表していると捉えればまったく同じことになり、数字とは非常に抽象化された概念であるということがわかります。

数字はそれだけみると特徴がなく、記憶に残るだけのとっかかりが少なく、なかなかに覚えにくいものなのです。

例えば、
4992519893413729

という数字、覚えるとすると苦労しそうです。
ひとつには語呂合わせをして覚えるという方法があります。

ナクヨうぐいす平安京
イイクニつくろう鎌倉幕府

富士山麓にオオムなく
ひとなみにおごれや

などなど、受験勉強ではお馴染みですね。これはこれで有効な記憶法ですが、語呂をつくるのが少々面倒で、桁数が増えるほど、上手くごろができなくなっていきます。

そこで沢山の数字を素早く覚える必要があるときは、数字を予めイメージに変換したものを記憶しておいて、数字が出てきたときにそのイメージを使ってさっと覚えるという方法があります。

数字のイメージ化に初めて取り組むときに適当なのは数字のふた桁の組合せ、
00.01.02・・・・89.99の100個の数字のイメージを作り予め覚えておくのです。そうすることで数字が出てくるたびにすぐにイメージ置き換えることが出来るので、素早く記憶していくことが出来ます。

 

 
 
 

point 数字を擬人化していく

ふた桁の数字をイメージに置き換える方法としてお薦めなのが、擬人化です。擬人化することで、色々な場面を想像しやすくなります。そして擬人化させるときには、人、その人がしている動作、その対象となるものの3点セットで覚えると覚えやすく、それを記憶として貼り付けるときにもやすくもなります。

冒頭のマインドマップは2桁の数字をイメージ化ものを一覧にしたものです。

たとえば、

49・・・・シクラメンのかおりから連想して、布施明がシクラメンを口にくわえている
92・・・・クニエから連想して、      田中邦衛がニット帽を頭にかぶっている
51・・・・コイズミから連想して、     小泉元首相が〒マークをぶっ潰している
98・・・・キューバ危機から連想して、   チェ・ゲバラが機関銃を乱射している
93・・・・クミコから連想して       大場久美子がコメットさんの杖を振ってる
41・・・・ヨイチから連想して       那須与一が弓矢をうっている
37・・・・ミチコから連想して       清水ミチコがまつげをメイクしている
29・・・・ニクから連想して        筋肉マンが牛丼をつくっている

・・・・

この時、数字から連想されるものはなるべく、自然にぱっと思いつく人物やモノが良く、100の擬人化されたイメージがなるべく印象として重ならない方が良いです。これらのパッと思いつくイメージは個人個人によって違ってきますので、ひとりひとりが自分に適したイメージをつくる必要があります。作り始めは少し苦労しますが一度作って覚えてしまえば、後々使える財産にもなるので、算数の九九みたいなものと割り切って覚えていくことをお薦めします。

さて、例えばマイナンバーが499251989341だったとしましょう。これを覚えてみましょう。

数字を2桁ずつに切って、それを擬人化したイメージにして、貼り付けるベースに関連付けていきます。
貼り付けるベースは前回準備した自分の部屋の各場所を使ってみます。

窓際のカーテンでシクラメンの香りを漂わせながら、布施明がうたっている。
パソコンデスクの上では、田中邦衛がニット帽をマウスにかぶせようと四苦八苦している。
本棚では〒マークの本を見つけた小泉元首相がケリをいれている。
押し入れを開けるとダダダダダダッダと銃を乱射したチェ・ゲバラが出てきた。
鏡台を見ると、大場久美子のコメットさんが鏡にむかって魔法のツエを振り回して魔法をかけている。
リビングのソファーでは、クッションに隠れながらギリギリと弓矢をひく那須与一。

ひととおりイメージし終わったら、おさらいをします。
49、92、51、98、93、41

上手く思い出せます。この間わずか数十秒。
一度数字をイメージ化して準備しておけば、そして貼り付ける場所が準備できていれば、マイナンバーがあっという間に記憶出来たことになります。このイメージを翌日、その次の日と何度かさっと復習するとしっかり記憶に定着していき、マイナンバーといえばこの数字のイメージの組合せということをわすれなくなります。

次回は更に数字の記憶についてPAOシステムをご紹介します。

 
 
 
 

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