ずるい考え方 ラテラルシンキング

ずるい考え方 ラテラルシンキング

ダイジェスト動画を作成しました。こちらをご欄下さい。

 

あー、やられた!って感心するときありますよね。

こういう方法があったんだ、なるほどこういうことだったのか・・こういうことを考える人は、ラテラルシンキング(水平思考)の力が強いのだと思います。

木村尚義さん著の「ずるい考え方」がとても良く面白く読めましたので、マインドマップで見える化しました。

私達が学校で習ってきたのは、ロジカルシンキングです。順序だてて間違いなく積み上げていって答えに行き着きます。だれがやっても同じように同じ答えに行き着くことを重視した教育です。いわゆる垂直思考ですね。

科学的で、標準化が出来る思考なので、科学技術や生産技術発展のためには欠かせません。

でも世の中に出ると、垂直思考だけでは勝負出来ません。垂直思考だけでは融通が利かず、時に硬直的で問題の解決に時間がかかったり、発展的な行動がとれなかったりします。

これを補うのが、水平思考です。水平思考は自由に発想します。今までの慣習や普通こうだから・・といった先入観は捨ててかかります。水平思考は発明をします。新しいことを考えつくことに力点をおきます。水平思考なら最短ルートを通って答えに行き着くことがしばしば起こります。直感が働くのです。

水平思考をするためには、次の3つの力を磨くと良いでしょう。
1、疑う力
2、抽象化する力
3、セレンディピティ

疑うことは大事な思考です。なぜ?本当に?ずっとそうなの?自分がガテンいかないことは徹底的に疑った方がいいです。

次に抽象化する力。それってつまりこういうこと?ものごとの本質を捉えて公式を見出すこと。そうすると他に応用が効くわけです。

最後に、セレンディピティ。必然性のある偶然を見出す力。連想力を鍛えることですね。今起きたこのことは、何かに結びつくかも・・と考えるのです。

ラテラルシンキング【水平思考】の、6つのパターンをヒントとして教えてくれてます。
1、最小の力で最大の効果を
2、相手の力を利用する
3、組み合わせの妙を考える
4、先の先を読む
5、無駄に目をつける
6、マイナスの視点を変える

最小の力で最大の効果を上げた例として、サウスウエスト航空の搭乗方法があります。飛行機に搭乗する時って結構時間がかかりますよね。サウスウエスト航空が行った工夫は、座席券を発行しないことでした。先着順で好きな座席に座れるようにしたんですね。するとどうなるか、搭乗時間への集合が劇的に早くなり、飛行機に入ってからも自分の席を探す必要がないので、とてもスムースに席についていくのだとか。サウスウエスト側の手間も経費も大幅カット。サウスウエスト航空は格安での運行を行いますので、これでみんなも納得して満足度は高いそうです。

相手の力を利用する、は弱者の戦略です。強者は垂直思考で論理で押せば勝てますが、弱者はその逆を行く必要があります。たとえば人気のラーメンチェーン店の横に出店をするとどうなるか?その店は広告とネームバリューでお客さんがいつも行列を作ります。そこに並びにきた人の何割かは、その列を待ちきれずに横のお店に入っていくのだとか。誰でも始めは弱者からのスタートです。如何に強者の力を利用するかを考えましょう。

組み合わせの妙を考える、全てのアイデアは組み合わせで出来ています。問題は始めの組み合わせをどうやって思いつくかです。例えばたらこスパゲティー。洋風の食べ物に和風の食べ物を組み合わせたことが画期的なアイデアでした。味も良く大ヒット。これを見て、「あー和風を組み合わせるのもありなんだー。」と気づいた人達が次々とメニューを考えます。あさり醤油ベースのスパゲッティ、大根おろし風味のスパゲッティ・・・アイデアを得るためには、面白いなと思ったものはメモを取ることが大事です。メモは手書きで書くと脳に記憶しやすいのでお薦めです。

先の先を読む、企画構想力ですね。大きく考え先の変化を読むこと。昔ある町で水を運ぶ人を募集しました。生活水を得るのに遠くの山から水を運んでくる必要があります。Aさんはこの仕事を請け負って、すぐさま多くの人を雇い効率的に水を運ぶことを始めました。同じころこの仕事をBさんは請け負ったのですが、半年間はなにもしませんでした。やがて工事会社をつれてきてパイプラインの施工を始めました。そして1年後、Aさんよりも安い金額で水の供給を始めたのです。結局Bさんのこの商売が成功して、Bさんはこの企画をもとに全国にパイプラインを引く事業を始めました。・・Bさんは半年の間に企画構想をまとめ、出資者を集めていたのです。

無駄に目をつける、世の中に無駄はものはありません。捨てるようなものに利用価値を見いだせたとき、大きな利益を生みます。昔、横浜市は公衆トイレの汚物回収に大きなコストをかけていました。そこに目をつけた浅野さん(浅野コンクリートの創業者)汚物回収を一手に引き受ける提案をします。喜んだ横浜市は汚物回収を任せるのですが、浅野さんは回収した汚物を農家に肥料として転売して利益を上げました。

マイナスの視点を変える、これが出来れば人生に逆境はなくなります。小学生の時に背が高くてそれをコンプレックスに思っていた女子がいます。彼女はあるときファションショーで輝くモデルのポスターを見て勇気を得え、後にトップモデルとして活躍するようになりました。また、元暴走族でその過去を隠して塾講師として働いている先生がいました。あるときカミングアウトしたところ「元暴走族リーダーの塾講師」として人気が出たそうです。失業して明日からどうしよう・・と頭を抱える人もいれば、昼間の時間を自由に使えることを利用して創作活動をしよう!と考える人もいます。ハリーポッターの作者J・K・ローリングや日本でも江戸川乱歩が失業中に小説を執筆して有名になりました。

ラテラルシンキング(水平思考)をこころがけると、毎日がとっても面白くなりそうです。

そして、マインドマップは水平思考に適したノート術なのです。だから私はマインドマップを面白く思います。

 

今回のマインドマップは先日アンケートを取りましたマインドマップトップ10ランキングで8位にランクインしたマインドマップです。トップ10の動画は こちら です。

引き続き、色々なマインドマップをご紹介していきます。

 

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