私が好きな言葉。

“Don’t think. feel！ It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.”

「燃えよドラゴン」でブルースリーが子供に拳法を教えるときのセリフです。考えるな、感じろ！それは月を差す指のようなものだ。指先をみると大事なものを見落としてしまう。

マインドマップがイメージと連想をフル活用して思考をすることと同じだと感じるのです。マインドマップを使う時のコツが二つあります。

１、イメージ力を働かせること
私達の頭の中では、イメージが働いています。モノごとを思考するときは、もちろん言葉を使うのですが、その言葉が何をしているかと、頭の中でイメージを動かすことをしています。

例えば、「小学生の時の楽しかった思い出にどんなことがありますか？」と質問すると、子供の頃のことを思い出すことが出来ますが、それは決して言葉で思い出すのではありませんよね。イメージです。楽しかった遠足のシーンが浮かんだり、家族で行った動物園の様子が浮かんだりします。この力を使うことが出来るのがマインドマップです。

２、連想力を働かせること
私たちの思考は止まることがありません。次から次に考えをつなげていきます。例えば「リンゴ」という言葉を聞いた時、赤い丸い映像が浮かび、それを食べた時の食感が浮かび、次に無農薬栽培で有名になった奇跡のリンゴのおじさんの顔が浮かび、青森県が浮かび、リンゴ追分の歌が浮かび・・・際限がありません。

私たちは、モノごとを記憶したり理解する時には、既に知っている何かとの関連付けを行います。関連がしっかり取れると腑に落ちたという状態になるのです。そして、その関連の中で新しい考えを思いついたりする訳です。縦横無尽に連想を広げること、これが私たちの自然な思考の働き方なのです。

Don’t　Think！　Feel!

この言葉を聞くと、思考の本質を捉えているなぁ・・・と感じるのです。

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