職場のコミュニケーションに使うマインドマップ

マインドマップは人間関係を良くしていく為の優れたコミュニケーションツールとして、活用することが出来ます。

マインドマップは頭の中を見える化することが出来るので、二人以上で対話をするときにマインドマップを書きながら行うととても効果的です。お互いの考えが分かり易く紙に書き出されていくので、発展的に話を組み立てていくことがとてもやりやすくなるのです。

トニーブザンが著書「ザ・マインドマップ【ビジネス偏】」の中でマインドマップを使ったパフォーマンスコーチングの例を教えてくれていますので、ご紹介します。この方法は職場での上司が部下の能力向上を促すような面談のシーンで使えます。

まず事前の準備として、上司と部下が各々1枚のマインドマップを作成します。

面談の前に上司が部下について「うまく言っている」ことを緑色で「あまり上手くいっていない」ことを赤色で書き出します。同じように部下は自分の長所と思うことを緑色で、短所と思うことを赤色で書き出しておいて、面談に望みます。

面談の場でお互いのマインドマップを始めて見せ合いながら、話し合います。上司が部下の強みだと思っていることが、意外と部下はそう考えていなかったり、部下が自分の短所だと思っていることが、上司にとってはそれほどでもないようなことが多く見つかります。

その上でこの2つのマインドマップをもとに共同して新しいマインドマップを作成します。赤色と緑色はお互いの項目を全て書き出した上に、上司は部下に「改善のためにどのような支援が必要か」を尋ねた上で「改善して欲しい分野」を明確に告げて、新しく能力開発を行っていくことを黄色で書き足していきます。

このようにしてマインドマップを共同で作成すると対立せずにその人に期待する能力開発の合意形成をすることが出来てモチベーションも高まります。

皆さんの職場ではコミュニケーションは良好でしょういか。成果主義が行き過ぎると目標だけがひとり歩きし、人間味が失われモチベーションが下がりがちです。気をつけたいですね。

是非コミュニケーションのツールとして色々な場面でマインドマップを活用して下さいね。

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