マインドマップ使い方No41 マインドマップを使った見える化コーチング
マインドマップ使い方No41 マインドマップを使った見える化コーチング
コーチングを見える化すると効果的です。
コーチングの効果
最近コーチングの知名度が上がってきましたね。セミナー会場でコーチングってご存知ですか?と問いますと、以前は知っている方は半分以下だったのですが、今は8割程度の方が知っていますとお応えになります。
企業での研修なんかも増えてきているようですね。喜ばしい限りです。
会社の仕事が上手くいかない時は、コミュニケーションに問題がある場合が多いです。このようなときコーチングを知っているのと知らないのとでは解決力が大きく違います。私もコーチングを学んでから、組織で働くことが随分楽になりました。もともとコミュニケーションに苦手意識があったのですが、コーチングの知識のおかげで随分円滑にチームでの仕事を出来るようになってきました。
コーチングは会話を通して、お互いが信頼を築き、新しい発想を得ながら行動する力を高めていく技術です。人間は人から質問されるとものすごく頭が働くように出来ています。この原理を利用して、コーチは巧みな会話と質問を用いて、人の思考と気持ちを高めていきます。コーチングのスキルを上手く使うことで、仕事の成果を出すことが楽になります。
しかし、コーチングのスキルを身につけることはそう簡単なものでもありません。人の心理を良く分かった上で、共感する力をもち、しかもコーチ自身が問題解決のための考え方に精通している必要があります。会話の中で自然に相手の心理と思考をプラスに導き、クライアント自ら動いていくようにモチベートする力が求められるのです。
私はまぁ、苦労しました。
私はもともとそれほどコミュニケーションが得意なタイプではありません。コーチングの練習も随分しましたが、始めは何をどう話して良いのか、まったくわからなくなってしまうことがしばしばありました。また、理系頭の悪いクセで、すぐに分析モードに入ってしまって、解決策を自分でなんとか考えようとしてしまい、クライアントの思考を妨げるような場面もありました。
一時はコーチになるのは難しいかな?と考えたました。
そんなとき、私を救ったのはマインドマップでした。
見える化コーチング
あるときコーチングセッションの記録をマインドマップで取ることを思いつきました。それまでは、手帳にメモをとりながらコーチングをしていたのですが、どこに何が書いたあったのか?話の脈絡が良くわからなくなってしまい、焦りまくることが多かったのですが、そういえばマインドマップで速記できるかもしれない、と思い試しにやってみました。
これが、まぁ素晴らしい!
マインドマップは言葉を関連付けて書き留めていくだけですので、とても素早くメモることが出来ます。簡単なイラストを書くことで思考が見える化して、更に発想が広がり易くなります。
会話がそこにリアルタイムで書き起こされていきますので、クライアントといっしょに見ることができ、お互いの思考を一致させながら話をしていくことが出来ます。
また、コーチングの進め方の構成を予め決めておき、大枠をメインブランチにテーマとして割り振っておくと、話のストーリーがしっかりし、さらに展開に応じてアドリブも効かせやすくなります。
最初はスカイプなどでコーチングセッションを行い、A4の纸にメモをしたものを後でクライアントにメールで差し上げていました。これはこれで上手くいくのですが、面談で行なう場合はホワイトボードを使うと面白いです。ホワイトボードを使うとお互いが同じ画面を見ながらセッションすることが出来、画面も大きく伸び伸びと迫力のあるコーチングになりますので、クライアントの気づきも普段以上のものがあり、とてもお薦めのやり方になります。
冒頭の写真がコーチングをホワイトボードで行った時のマインドマップです。
楽しそうでしょう?
コーチングをマインドマップを描きながら行なう、この方法はコーチングの効果を倍増させます。コーチングを学ばれている皆さん、是非コーチングセッションでマインドマップを試していただきたいと思います。