3分で分かる マッキンゼー流問題解決 withMindMap

ダイジェスト動画を作成しました。こちらをご欄下さい。

問題を解決する、ビジネスパーソンなら必須の能力です。問題解決をすることが仕事であるといっても良いほどですね。

ところが、問題解決の仕方をちゃんと教えてくれる人は、あまりいません。会社で仕事をしていると、とにかく頑張れ！といった精神論だったり、俺はこうして解決した、という属人的で時代遅れな解決方法で指導をしてくる上司も少なくないかもしれません。

体系的に問題解決をする方法を知っておくと、毎日の仕事に応用が聞きます。問題を解決するためには、正しいステップがあります。次の４つです。

１、真の問題を見つける
２、仮説を立てる
３、リサーチ＆プレゼン
４、実行と改善

です。順番に見ていきましょう！

 

１、真の問題を見つける
ここが一番大切です。問題に対してとにかく回避するための対策をとってそれで御終いとなっていることが多いのではないでしょうか？

問題への対処の仕方は２通りあり、2段階に対応が分かれます。とにかく問題を回避するために緊急的に手をうち被害を最小限に食い止める段階と、その問題が再発しないように原因を取り除きより良い方向に向かっていくための対策をとる段階。

問題が起きればもちろん緊急対応は必要ですのでその打ち手は必要なのですが、問題の根本になっている原因を取り除かなければ何度でも再発して解決したことになりません。

また、問題としてはっきり症状が現われれば、まだ分かり易いのですが、なんだか上手く行かずにジワジワと被害が拡大してしまうようなとき、どう対応すれば良いのか、とても迷います。

問題は全体構造を捉えることが大事です。まず出来るだけ大きな範囲でモノごとを捉えて、全体像を把握するように努力しましょう。そして、その問題が起きていることの因果関係を可能な限り把握していくのです。

例えば、ある会社の今期の売上が良くないとします。４半期が終わってどうも昨年より調子が悪い。では、どうするか・・・営業担当毎の成績を確認して、成績の悪いものに活を入れる。あるいは調子の悪い商品群があるのならそれにキャンペーン企画を考えて資金を投入する。・・・

悪くないのですが、もう少し全体像を把握したいところです。どのエリアのどの顧客のどの商品の調子が悪いのか、当社担当の体制はどうなっているのか？なぜ、その顧客への商品は調子が悪いのか、

問題はその構造を捉えて、問題が起きている原因を因果関係とともに明らかにしたいのです。

 

２、仮説を立てる
問題の構造が分かってきたら、解決のターゲットを絞ります。どこに本当の課題があるのか、私達が、今取組むべき課題はなにかをはっきりさせます。時間とコストは有限です。優先順位をはっきりさせることを戦略といいます。

対策案を考えるときは、一端ゼロベースでモノごとを捉えます。今までの慣習で行っていることこそが原因で上手くいかないことが多いからです。これまでの対応方法をいったん忘れて一から対策アイデアを考えてみます。

その時にヒントになるのが、今自分が持っている強みを活かすように考えることです。もし、新しい売上を立てるのなら、ライバルとの違いを鮮明に、自分の強みが活かせるマーケットをイメージしたときに解決すべき方向性がはっきりしてきます。

 

３、リサーチとプレゼン
仮説を立てたら、行動に移す前に事前調査を行うことです。大きなお金と時間をかけて失敗しては進退がきわまります。商品のターゲットとなる層へのヒアリングを行ったり、実際のモノを確認して対策の仮説が間違っていないかを確認していきます。このとき仮説をもって調査に当たることが大事です。仮説検証をするように調査をすることで、無駄な時間をカット出来ます。

良いと判断出来たら、協力者を募りましょう。一緒に行動をしてくれる人や作業を分担してくれる人、あるいは資金を提供してくれる人を募るのです。分かり易くプレゼンすることで、チームをつくっていきましょう。

 

４、実行と改善
ここまでくれば、具体的に現実化に向けてリアルな計画をたてて行動をしていきます。計画は大目標を小目標にして期間と目標値をはっきりさせ、ひとつひとつ確実に実行していきます。もちろん計画通りいかないことも・・しかし、しっかりした計画と裏付けがあるので、自信をもって進めることが出来ます。

 

以上、マッキンゼー流「問題解決」（大島祥誉さん著）を元に、問題解決のステップをざっくりとご紹介しました。

今回のマインドマップは「岡べまさみちのマインドマップチャンネル」で動画公開しています。こちら　のページに動画リンクがありますので、ご覧下さい。