マインドマップ使い方No10 イメージ力を鍛える 東京MindMap教室
マインドマップ使い方No10 イメージ力を鍛える「トゥームレーダー」
マインドマップの講座をしていると、絵が書けなーい・・という声を良く聞きます。しかし、それは・・・・
イメージ力を鍛えるマインドマップ
マインドマップの最大の特徴として、イラストを多様しながら思考をしていくという点があげられますが、イラストを書き慣れていらっしゃらないかたが多くいるのも事実です。中には「絵が書けなーい!」と悲鳴を挙げられる方もいらっしゃいます。そんな時私は、「絵の上手下手ではありませんよ、イメージを喚起することが大事なんです。まず、頭の中でイメージを作る習慣をつくりましょう。そしてとにかく絵を書いてみましょう!」とお声がけします。
マインドマップを書くときの絵は、イラストレーターのように上手に書く必要はありません。マインドマップは人に見せるものではなく、思考をする時に使うための技術であり基本的には自分のために書くものだからです。書き方としてはさっと素早く、簡略化して書けばOKなんです。ある程度抽象的なほうが豊かなイメージが沸き起こるので好ましいとも言われます。
絵を書く習慣をもちましょう。少し練習すれば十分なレベルの絵を書く事は簡単に出来る様になります。最初はムリにでもマインドマップの中にイラストを沢山入れるように練習すればみるみる上達すること請負ます。皆さんは自転車に始めから乗れましたでしょうか?私は最初に乗ってみてとても乗れないと思いました。しかし補助輪をつけながらしばらく乗るうちに自然と乗れるようになったものです。それと同じようなことだと思います。
絵を書く練習をすると、モノの見え方が変わります。観察眼が養われます。モノの形や色を把握する能力がみるみる上がります。頭の中でイメージを作る力がつきます。イメージを作る力は思考力を大きく伸ばしてくれます。マインドマップを書く習慣を持つと、イメージ力があがってきますので、思考の次元が変わってきます。
トゥームレーダーのマインドマップ
絵を書く事にはそんな効果がありますので、私は良く絵だけのマインドマップを書きます。冒頭のマインドマップは映画のトゥームレーダーを見たとき、「アンジェリー、カッコイイ!」と感動したのでそれを絵にしたものです。使った道具は筆ペンです。セントラルイメージのアンジェリーはそのカッコ良さを表したくて何度か書き直しています。
この何度か書き直したりして練習を重ねることで、色々なことが学べます。筆の勢い、濃淡、バランス、そういう練習が頭の中のイメージ力を強めてくれます。マインドマップの開発者トニーブザンも芸術的なマインドマップを多いに推奨しています。人間の五感を磨くことが思考力を高め、発想を豊かにするからです。面白いもので、少々おかしな絵でも、マインドマップにすると上手く見えるものです。
しかし、繰り返しになりますが、絵の上手い下手ではないんです。その絵が頭の中にイメージを沸き起こし、右脳と左脳の両方が相互作用的に働くことが大事なんです。
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