読書に効くマインドマップの書き方 東京MindMap教室

 point 読書の目的は気づきを得て落とし込むこと

読書をする時にマインドマップを使うと、3倍お得です!
速く読める、理解が深い、記憶に残る。

マインドマップはなぜ読書に効くのでしょうか?
私は読書が大好きです。ミステリーのような娯楽小説も大好きですが、色々な情報やノウハウが詰まった自己啓発本もよく読みます。「読書に効くマインドマップ」が指す読書とは後者の自己啓発本を読む場合の読書をさしています。
 
この自己啓発本、おぉ!とか、なるほど!とか思いながら読むかことが多いと思いますが、ただ読み飛ばすだけでは、一向に記憶には残りません。ミステリー小説ならそれでも良いのですが、自己啓発本はそれだと少々もったいないですね。せっかく気づいたことはしっかりと記憶に留めて自分の役にたつように消化したいものです。
 
マインドマップは本の内容を要領よくまとめることが出来ます。簡潔に言葉を関連付けながら書いていきますので、素早く要点を書き出すことが出来ます。イラストを多用して内容を見やすくしたり、ひとめで印象に残るように表現出来ます。中心にテーマを据えて四方八方に内容を展開するので、全体を一目で俯瞰することが出来ます。
 

人間は1つのテーマに関する情報を1枚の纸で俯瞰する時に、一番思考が働くと言われています。マインドマップで要約すると、本の内容を広く深く見渡すように俯瞰出来るので、1ランク上の理解を得ることが出来ます。その本の内容で、今最も自分に必要な情報を引き出し、更に発展した考えを得ることが出来ます。
 

読書の時にマインドマップを書くことはマインドマップの使い方として、もっとも効果的で利益が大きいものです。マインドマップを覚えてから、一番に試して欲しい使い方です。読書のためのマインドマップの書き方をぜひ知って下さい。

 
 
 

 point 読書に使うマインドマップの書き方

マインドマップを使った読書術としてはフォトリーディングが有名です。フォトリーディングとは毎秒1ページのスピードでページを繰りながら情報を潜在意識に落とし込んでいく方法で、読み始める前と内容を書き起こす時にマインドマップを使います。フォトリーディングではマインドマップをメモとして使います。

今回ここでご紹介するのはフォトリーディングのそれとは違い、フルマインドマップを使って本を要約するように書く方法です。

 
 
 
 
 

ずるい考え方 (木村尚義さん著) のマインドマップ

この本は帯に惹かれて購入しました。

7万部突破!「ベストセラー「脳の強化書」の著者加藤俊徳先生も大絶賛!!脳の「底力」を引き出してくれる本です!

私はこういった脳や考え方、思考法に関する本が大好きで、本屋さんで面白そうな物を見つけてはちょくちょく買って、読んでいます。今回の内容もハズレなく面白かった。ラテラルシンキングの解説と実践のヒントがかかれていてとても役に立つ内容でした。
マインドマップ 使い方 読書 ずるい考え方

 
 

読書に使うマインドマップの書き方の例として、この本のマインドマップを書いた時の手順を紹介いたします。

1マインドマップを書く本を決める。

私はもちろん、読んだ本を全てマインドマップにする訳ではありません。特に面白いと感じて、ノウハウとして役に立ちそうだと思った本をマインドマップに書いていきます。初見で本を読みながらマインドマップを書くのではなく、一度ざっと目を通してから、これはと思う本をマインドマップにまとめていきます。
まず、流し読みして面白い本を選んでから、マインドマップを書くという順番です。
読書をしながらマインドマップを書くという作業は残念ながら、通勤電車の中では出来ません。机やテーブルに座って纸とペンを広げる必要があります。もちろんベットやトイレ、お風呂場でも書くことは出来ません。こういった移動時間や隙間時間は本をざっと読むことにあてる場合が多いです。
 
 
 

2本の主題を中心に書く。(セントラルイメージ)

こうしてマインドマップにしたいという本が見つかったら、机に向かいます。自宅のデスクでもいいですし、喫茶店でも本と纸を広げるスペースがあればOKです。纸はA3サイズをお薦めします。大きめの纸の方が内容をもれなく書き出すことができます。纸が小さいとどうしてもスペースが限られてくるので、書き出す内容も遠慮しがちになります。私はA3のコピー用紙を買って来て使っています。(驚くほど安いです!)
 
まず、纸の中心にその本のイメージとなっているイラストを書きます。こうすると後になってどの本のマインドマップだったかわからなくなるといったことがありません。ここに本の題名と著者名も書き添えておきます。(このイラストをセントラルイメージといいます。)
 
セントラルイメージを書くと気分が盛り上がって来ます。集中力があがってくるので本を読むスピードも上がります。面白いものでこの後の、マインドマップに言葉やイラストを書き出していく作業の時は、要点を探しながらになるので更に集中力が上がり読むスピードが上がっていきます。
 
 
 

3各章をメインブランチに書く。

セントラルイメージが出来たら、そこから基になる枝と言葉を書き入れます。(これをメインブランチとBOIといいます。)
ここでは、本の目次を利用します。目次を良く眺めてマインドマップの章立てとしてのBOIを選んでいきます。大体の場合は目次の章だてをそのまま利用します。この本は9章までありました。最後の1章は練習問題でしたので、マインドマップへの表現は割愛することにして全部で8章書くことにしました。セントラルイメージから右に4本左に4本のメインブランチを色を変えて書きます。色は特に決まりはありません。隣り合ったメインブランチが同じ色でない方が見やすいので、適当に色を変えながらメインブランチを書きます。
 

次にメインブランチの上にその章の題名となる言葉を選んでBOIとして書き入れます。本の目次をよく見てその題名をなるべく端的な表現に変えてメインブランチの上に書き入れていきます。
 
 
 

4内容を要約しながら言葉やイラストを書き込んでいく。

ここまでくれば、後は各枝を書き入れていく作業です。まず、各章をざっと見直して書くべき内容を把握します。大体このあたりのこれとこの内容が面白いのでこれを要約して書こう、ここはイラストにしよう、と大体の青写真を頭の中で描きます。
 
そして、具体的に書き出していきます。この時、あーこの内容はここに書いてあったんだ、とざっと斜め読みしたときに気になっていた箇所を見つけたり新しい内容を発見したりして楽しい時間になります。

この作業がもっとも没頭して行なえます。
 
 
 

5全体を俯瞰して重要ポイントにマークを入れる。

こうして最後のページまで書き出し終えたら、少し休憩しましょう。そして、改めて全体を俯瞰します。この本でもっとも気に入った箇所を探して、マークを入れていきます。
この本の場合私はまず、「先の先」のところで【最終的に利益】が気に入りました。ドーナッツ屋さんが、客を作るのに1ケースまるまる試供品として配った例が書かれていましたがなるほどと感心しました。
 
そして、「マイナス」のところで【活かせる場所を探す】のところ、大柄の女の子が学校では肩身が狭かったのが、モデルの世界ではそれが逆転していることに気づいたという例がありました。自分がマイナスと思い込んでいることも活かせる場所を探せば良いといった内容がどこかで使えそうだと思い、マークを入れました。
 
このように、見返してみて特に気に入った部分にマークを入れていくと最終的にはこの他に【弱者】の戦略の部分、【成功例】の抽象化をする部分にもマークが入りました。
 
 
 

6マークも含めて見直し、新しい発見をする。

最後にもう一度見直します。この本で一番私が気づいたことはなんだろうと考えてみます。
この本で私が思ったことは最終的には、「ラテラルシンキングは弱者の思考法だ」ということでした。悪い意味ではありません。この本を読むと私達はみんな弱者であるということに気づかされます。松下幸之助、エジソン、スティーブジョブス、ジョージルーカスといった大成功者達が苦境を跳ね返し、成功していくためにラテラルシンキングをしていったことが紹介されています。
 
今は誰もがマイナスの状態でしょう。時間がない、お金がない、能力がない、みんなが弱者の状態ではないでしょうか?こんなときにまっすぐにロジカルシンキングをしても事態は好転しません。ラテラル(水平に)に視点を切り替えて打開策を考えるべきです。先の先を考え、成功事例をよーく観察して抽象化することでヒントを得て、たとえ格好悪くても、真似をしたと思われようとも、少ない労力で大きな利益を上げる着想をあれこれあれこれ知恵を絞って探すべきなのです。
 
方法は必ずあります。まず、自分が弱者だと認め、そこをどう逆転するのかの発想をあきらめずにしていくことで道は開けます。そんなことをこの本から学びました。
 
マインドマップを書くことで、はじめてここまで思い至ることが出来ました。

 
 
   

以上、読書に効くマインドマップの書き方をご紹介しました。

始めは、短い本で結構です。気に入った本を1冊選び、マインドマップにまとめて見て下さい。きっとそれまで気づいていなかったことをその本から引き出すことが出来て驚くはずです。
もし、1度で上手くできなくても何度かトライしてみて下さい。本をマインドマップにまとめることの効能を必ず実感することが出来ます。そして、それはあなたの一生の財産になると思います。読書はいい点ばかりです。先人の知恵をわずか数千円で得ることが出来るたいへんコストパフォーマンスの良い投資です。

更にマインドマップでまとめる書き方を加えると、その効果は3倍になるのです。
【速く読める、理解が深い、記憶に残る。】

ぜひ、お試し下さい。

 
 
 
 
 
 

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