マインドマップ使い方No56 記憶術に使う6 東京MindMap教室

マインドマップ使い方No56 記憶術に使う6 東京MindMap教室 

人の名前を覚える
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point 人の名前は覚えにくい

 
今回は人の名前の覚え方についてです。

私は人の名前を覚えるのが、大の苦手です。そもそもあまり覚えようとしない、いえ、これまでの人生では覚えようとしてこなかった、、です。

いけませんね。名前というのはその人にとって一番大切なもの。

あの宮崎駿監督の大ヒット作「千と千尋の神隠し」では名前が非常に重要なものであることを表現していました。千は「千尋」という名前をハクは「にぎはやみこはくぬし」を忘れてしまったため、自由を奪われたのでした。

それほど名前というものは、本人のアイデンティティを保つために重要なものなのです。その名前を覚えないということは、その人を大切に扱っていないということにつながります。

人との繋がりのために、名前を覚えるということは欠かせないこと、またビジネスの現場においても その人の名前を覚えるということは、商談をスムーズに進めるための第一歩と言えます。

しかし、名前を覚えることはなかなか難しくないですか?私は何度か接触して、何度かその人の名前を読んだり書いたり声をかける機会が増えてやっと覚えていくのが実態で基本一発で覚えるということはなかなか難しい状況です。

一方、世界記憶力選手権の中では、人の顔と名前を覚えるという競技種目があり、現在の世界チャンピオン記録は15分で187人の名前を覚えるというもの、凄まじいですね。いったい彼らはどのように人の名前を覚えているのでしょうか?

色々調べてみますと、やはり イメージと関連付けで覚えて行くようですが、その時のやり方に少しコツがあるようです。

私達は人の顔は覚えやすいのです。一度お会いした人の顔はあまり忘れません。あー、この人はこのビルですれ違ったことがあるとか、どこかで会ったことがある・・そうそう、あのお店の店員さんだとか、かなり接触頻度が低い人でもなんとなく覚えているものです。

ところが、名前ときたら、セミナーで同じテーブルだったので名刺交換した、程度だとまず覚えていません。ひどければビジネスの商談をして名刺を交わしたりしておきながら、まったく思い出せないときすらあります。

これは、名前が抽象的な記号であるためで、言ってしまえば、数字の羅列のようなものだからです。自己紹介で「私は85612124566です。」と言われているようなものです。これが、「私は松下といいます。実はあのパナソニックの創始者松下幸之助は私のひいおじいさんです。」と言われようものなら、一発で覚えてしまうのですが・・。

有名な話でベーカーパラドックスという実験があるそうです。

Aグループに顔写真とともにこの人の名前は「ベーカーさん」だと紹介し、Bグループに顔写真とともにこの人は「ベーカー(パン屋さん)をやっている人です。」と紹介したところ、圧倒的にBグループの方がこの人はベーカーだ、とういうことを覚えていました。これは、ベーカー(パン屋さん)が具体的に想像しやすく、自分のイメージとむすびつけやすいく印象に残るからだそうです。

これをヒントに人の名前を覚える方法を考えるとまず名前をイメージに置き換える。そして、それをその人の顔に貼り付けるとなりますが、やってみると、この方法では次にその人の顔を見たときにぱっととイメージを思い出しにくく、えーっとどのイメージだっけ?となってしまうことが多い。

そこでもう一歩踏み込んで次のような方法が良いとされています。

まず、その人をよく観察して、ぱっとみた印象からその人のとりそうな行動や振る舞いを連想してみる。
そして名前からもいくつかイメージを作って、その人のとりそうな行動や振る舞いと結びつきそうなものをイメージとして作り上げ、その人の顔と動作に結び付けていく。

こうすると次にその人の顔を見たときに上手くイメージを思い出しやすくなります。

 

 
 
 

point 人の名前を覚えてみる

冒頭のマインドマップは人の名前を覚えるため、タレント名鑑から適当に俳優さんを3人ピックアップして書いてみました。

具体的にやってみましょう。

まず、木野 花さん。お顔から連想されるイメージは学校の先生みたいだな、それと優しそうな感じで家ではいいお母さんでいそうだ・・・。一方 木野からは 木があって野原がある・・。あぁそうか、この人は家の庭には、一本の大きな木がありその回りは野原になっている。でこの人はそこで木に手をあてて木と会話している、回りには花が咲き乱れている。

こんなイメージが出来ました。もう一度この顔をみると、ふむふむ優しい感じで家のお庭ではゆっくり過ごしていそう、大きな木に手をあてながら・・そうそうこの人は木野さん だ。

二人目は大水 洋介さん。大水とは少し変わった名前ですね。お顔をみるとおっとりした感じ。失礼ながら少しボーとしたような・・、大水からはそのまま大きな水で出来た波がザパーンと、・・ ああ、この方から想像されるのはウミガメか、、ウミガメが一生懸命大水からのがれようと泳いでいる。 そんなイメージが出来ました。

もう一度お顔をみると、あー、ウミガメ・・大きな波からにげようとしている ・・ 大水さん。

三人目は子役の方。稲葉香澄さん。稲葉はすぐにイナバ物置がイメージされました。お顔をみるとなるほど活発な感じ。これはすぐにイメージが出来ました。イナバ物置の上で飛び跳ねている女の子。この物置はシーンと澄んだ空気の中の森にあります。

お顔をみると、あー、活発な女の子で飛び跳ねているのはイナバ物置の上。そして空気はピンと澄んでいる。そうそう稲葉香澄さん。

こんな風にして名前を覚えることが出来ました。
私的には、この名前の記憶が、記憶術の中でもっともハードルが高いと感じます。人の名前を一発で覚えるというこは、なにしろいままでやってこなかったことですから。しかし、一方これが出来るとメリットは大きい、とも思います。

現在、実際に色々なところでお会いする方のお名前を覚えようと努力を初めています。

面白いのはその人の名前を覚えよう!と思うだけで、以前に比べて随分覚えている確率が上がったこと。その人の名前を覚えようとぐっと興味を持ってみて、その人となりを想像したりするだけでも名前を覚える効果があるのだと思います。

できればその場で、何度か名前を呼ぶと覚えが易いですね。初めてあったときは多少間違えてもよしと割り切って、積極的に名前を呼ぶようにして、覚えていきたいと思います。

次回はかたまりを作ること、についてです。

 

 
 
 

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