マインドマップ使い方No59 記憶術に使う8 東京MindMap教室

マインドマップ使い方No59 記憶術に使う8 東京MindMap教室 

スピーチを記憶する。
マインドマップ スピーチフル2

 
 
 
 

point スピーチをサクっと作る

 
スピーチはなかなか難しいですね。会社の朝礼で順番が廻ってきたので、しょうがなくいやいや やっている・・という方も多いのではないでしょうか?私もそうでした。

スピーチを考えるのはそれはもう一苦労。文章をワープロで打ちながら、原稿を作っていくのですが、なかなか上手くまとまらない。一通り書いた後、読んで練習してみるものの良くない点が気になってなんども書き直す。いざ、本番ではその原稿を覚えることが出来ず、読み上げるだけ、いかにも棒読みというそっけないスピーチとなる。内容が良くてもこれでは伝わりません。

スピーチをする人のなかには、なにも見ずになめらかに情感ゆたかに話される方もいらっしゃって、とても羨ましく思っていました。

マインドマップを使うとこの悩みが解消します。まず、スピーチをつくるのがとても簡単になります。そして、それを記憶することも簡単になります。今日の記事ではマインドマップを使ってスピーチを作る、そして原稿を見ずにしゃべれるようにスピーチ原稿を記憶する、その方法をお伝えします。
マインドマップ スピーチミニ

 
 
まず、簡単なスピーチの作り方です。

最初にテーマを決めます。これは、その場にふさわしい内容を選び、自分が実感をもって話をできる内容が良いでしょう。どこかに書いてあるようなことをそのまましゃべるのでは、あまり面白くありません。体験からでてくる話であればリアリティをもって話せますので、話やすいですし、聞く方もの興味もって聞くことができます。

テーマがきまれば、そのテーマについて、なんとなく頭に浮かぶ内容や話したいと思っていることをミニマインドマップで書き出します。思いつくままアトランダムに書き出せばOKです。

今回は例として、「スピーチ力を上げることはビジネス力を上げることだ!」というテーマでスピーチを考えてみました。上のマインドマップはそのテーマで思いつくことを書き出したマインドマップです。

スピーチ内容の構成にはいくつかの型があります。ここでは、PREPを使ってみます。PREPとはPoint(ポイント)⇒Reason(理由)⇒Example(例)⇒Point(ポイント、結論)の順でスピーチを組み立てる方法で、最初に要点を述べるので聞く方にとっても分かり易く、ビジネスの現場向きの構成と言えるでしょう。

先に書いたミニマインドマップの中で出てきた考えを、このPREPに当てはめて、どこでこの言葉を使えば良いかを考えて分類していきます。これを考えることで、このスピーチで伝えたいことがはっきりしていきます。

 
 
 

point スピーチを覚える

大体の骨子が決まったら、次にフルマインドマップの作成に移ります。メインブランチの上のBOIはPREPを使います。Point(ポイント)⇒Reason(理由)⇒Example(例)⇒Point(ポイント、結論)と右回りにメインブランチを書き出します。

各々のBOIに先ほどミニマインドマップで整理した言葉を書き足していきます。この時、まったく同じにする必要はなく、改めて内容を考えながら書き足せばOKです。話の流れやいいたいことが上手く伝わるかどうかを考えながら、全ての枝に書き入れることが出来たら全体を見直します。おかしいところがないかをチェックします。

ここまで出来たら、次に一つ一つの枝を見ながら、記憶するためのイメージを書き足していきます。その内容を象徴するような印象的なイメージを頭の中で考えてみて、ユニークで覚えやすそうな映像が出来たらそれをイラストで書き込んでいきます。

こうして出来上がったのが冒頭のマインドマップです。

このマインドマップを見ながら一度読む練習をしてみましょう。上手くイメージが湧いて流れるように話すことが出来たらOKです。最後にマインドマップのブランチにそって、そのイメージを覚える工程に移ります。PREPの枝毎に話のかたまりをイメージを手がかりに覚えていきます。ひとづずつ頭に入ったら、通しで何度か練習を繰り返してこのマインドマップ全体を頭に入れてしまいます。

覚えにくい単語や数字があったら、是非そんな時こそ過去の記事でお話ししたイメージの覚え方やPAOシステムを使って下さい。

また、このようにマインドマップをそのまま覚える方法の他に、記憶の宮殿を使う方法もあります。マインドマップに書き込んだイメージ図をひとつづつ記憶の宮殿に貼り付けるようにして覚える方法です。

自分の家をモデルにして5つほどの部屋を記憶の宮殿として準備するようにします。各々の部屋に貼り付けるポイントを5つずつ準備出来れば5×5で25個のイメージを貼り付けることが出来ます。10分ほどのスピーチであれば十分な数です。一つ目の部屋にPoint(ポイント)で出てくるイメージを貼り付け、二つ目の部屋にReason(理由)で出てくるイメージを貼り付け、三つ目の部屋にはExample(例)のイメージを、四つ目の部屋にPoint(ポイント、結論)のイメージを貼り付けていきます。

少し長めのスピーチで正確に内容を覚えたいときは、こちらの記憶の宮殿の方がやりやすいかも知れません。
 

以上がマインドマップを使ったスピーチの作り方と覚え方です。

いいスピーチが出来る様に努力することは、ビジネスの力をもの凄く上げてくれると私は思います。話の内容を上手くまとめることが、プレゼン力や企画力につながりますし、相手によく伝わる表現が出来るように練習し良い声で話すことはコミュニケーション能力を上げてくれることにつながるからです。

スピーチ力はビジネス力です。ぜひマインドマップを活用して、スピーチ力を高めて下さい。

 
 
 

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