マインドマップ使い方No57 記憶術に使う7 東京MindMap教室

マインドマップ使い方No57 記憶術に使う7 東京MindMap教室 

本の内容を記憶する。
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point 良い本の内容を記憶する

 
今回は本の内容の覚え方についてです。

それにしても、本は一生読み続けていきたいですね。

本は良いです。何の本であっても、その作者が多くの時間を費やして考えたことや体験したことを、人に伝えるべきノウハウとして書いてくれています。良い本には多くのノウハウが詰まっており、それを参考にし身に付けようと努力することで、多くのことを得ることが出来ます。

まだ文明がなかったころの文字がなかったとき、人はどのようにしてこのようなノウハウを伝えていたのでしょうか?

口伝、物語や唄で 記憶して伝承していったのかもしれません。

文字が発明されてからは、伝承すべきノウハウが書き留められるようになりそれが文明を作っていったのでしょう。

まだ印刷技術が無かったときの書物の希少価値は今よりとても高く、とても貴重なものだったと思います。このころの記憶の大切さは今よりもっと大きく、それを書き写し暗唱を繰り返し、皆が必死に記憶に留めようと努力をしていたのではないでしょうか。

現代は、本屋さんに安価に本があふれている時代です。電子書籍として、あっというまに情報をダウンロード出来るようにもなりました。もの凄く気軽に情報を入手することが可能となりました。ありがたいことです。

ここで私達が注意したいのは、あまりにも気軽に本を読んでしまうことかもしれません。消費される対象として次から次に本が新刊されていきますので、読む方としてもとにかく沢山読むことに追われて、量を読むだけで満足してしまう嫌いがあります。注意しておかないと全ての本を読み流してしまい、結局あまり何も残っていない・・ということになってしまいます。

これは、良い!、今の自分に役立つ情報だ! と感じたら、是非その本の内容をよくよく理解し、記憶して、自分の身につくように消化していきくように心がけたいものです。

できれば、素早く・・。

ここで、マインドマップが役立ちます。

 

 
 
 

point 本の内容を覚えるには塊をつくる

マインドマップで本の内容を要約する方法は何度かご紹介してきましたが、改めて記憶のためという観点でご紹介します。

冒頭のマインドマップは「描きながら考える力」サニーブラウン著 を要約したマインドマップです。これを例に本をマインドマップにしていくためのステップをご紹介します。

STEP1
本を選ぶ。
自分が興味のある本を選びます。マスターしたい事、知りたい情報、それらが載っているだろうと思う本を選びます。本屋さんで内容をチェックしてから購入したり、最近ですとAMAZONで著者やキーワードで検索して購入したり、方法は人それぞれですね。私の場合は、何かに興味が沸くとその分野の本を何冊かまとめ買いをすることが多いです。一冊だけだと内容を外したり、内容が偏っていたり、今の自分にはあっていなかったりしますので。

「描きながら考える力」は、ビジュアルに考える、ということに興味をもった時に図解で考える・・・やデザインシンキング・・・といった他の本とともに購入しました。

この本は面白かったですね。作者のポジティブさ、主張の強さを特に面白いなーと思いました。

STEP2
本をざっと読む。
読んだ本を全てマインドマップにするかというとそうではありません。まず、買った本をざっと読み内容の選別をします。

まず前書きを読むとこの本の調子がわかります。そして、目次を見ると、大体の構成が分かります。そして、全体をざっと眺めるようにページをくると、目次と書かれている内容(文章量や図表が多いかといった表現の仕方など)との関係性が分かります。本屋さんで買う場合はここまでをすませて、気に入って購入している場合も多いです。

STEP3
内容を前からどんどん読む。
面白そうだと思ったら、とにかく前からスピードを上げて黙読でどんどん読みます。速く読むためのコツは頭の中で音読しないこと。意味がわかるかどうかのギリギリのスピードまで上げて読む練習をすると良いです。内容がわかっているところは本当に斜めに読んでしまいます。

面白いと思ったところは、ドックイヤー(本の隅を折る)して目印をつけておきます。

こんな感じで1冊を大体1日で(私の場合は通勤電車の行きと帰りを利用しますので、2時間弱)読みます。

STEP4
ここまできて、ああっ、この本は面白い!と本当に思ったら、マインドマップにまとめるようにします。机に座って、纸を広げます。A4以上の白紙を横長に。色はカラフルに、ピンペンを用意します。所要時間は1時間~90分程度を目安に。

このときのコツ
1、まず大項目から攻めます。

本の内容を塊毎に分けその塊に題名をつけます。多くの場合は本の目次が役に立ちます。その本でここを記憶したいと思う部分を塊毎に題名を付け、4項目なら4項目、5項目なら5項目分 先にメインブランチを出してBOIとして書いていきます。

こうすることで、本を読むだけでは、何についてどのように書かれているかがわかりにくかったことが、一目で全体の構成と内容が見て取れるようになります。

この本の場合は、結局 ドゥードル、基礎、テクニック、人、図表 について書かれているんだな。とわかりました。BOIまで書いたら、本を最初から読みながら、キーワードを拾ってブランチに載せていきます。

2、イメージを使う

このとき後で分かり易いように上手くイメージをつかってことばやイラストを使っていく。
書かれている内容を象徴するようなイラストを書いていきます。たとえば、タイポグラフィーのところでは、文字の表現で意味を表している例をいくつか書き添えています。こうするとタイポグラフィーとはこういうことなんだと、記憶にしっかりのこり、あとからみても忘れません。

また、作者の主張がよく現れている部分として「思考の助けとなる目印を好きなように描くこと!」「脳にとどくビジュアルはほぼ現実!」という考えが文章が気に入りましたので、それを記憶に印象付けるように、作者の似顔で 吹き出しの中にセリフをいれてみるという工夫をしました。

STEP5マインドマップを復習する。

マインドマップが書きあがったら、纸全体をよく眺めてみます。自分はどこに関心したか、なにを取り入れたいか、これからどういったことを思うか。完全に記憶したい場合は全体を復習するように眺めたあと、そのマインドマップを見ないで書きおこしてみます。(1週間の中で5回書き起こすと完全に記憶されます。)

そして、このマインドマップに日付を入れて、保管しましょう。ファイリングするか、スキャナでデーター化してパソコンに保管します。いつでも見直しを出来るようにして、定期的に見直しをすると記憶に残ってわすれなくなります。

あるとき、ふっと、あああの本に書いてあったな、と思ったときにこのマインドマップをみれば、即座に内容を思い出すことが出来ます。

以上が本の記憶のためのマインドマップの書き方になります。

本ぐらいのボリュームになると、一字一句の記憶は難しいし、それはあまり意味のないことです。その本が言わんとしている内容がわかりば良い。本の内容を大体7つ以下ぐらいの塊に変えて、その塊の中を更にグループごとにまとめていくようにして全体を把握します。全体の構造がはっきりわかると理解しやすく、理解しやすいものは、記憶しやすいということになります。

このとき、イラストを沢山添えるなどビジュアルの工夫をして、それは具体的にはこういうことだ、とか 例えるならこういうことだ、とイメージが浮かびやすいように とても記憶しやすくなります。

本の内容を覚えるやり方は、広く学習に使えます。受験勉強でもマインドマップを使って記憶していくことが可能です。

次回はスピーチについてです。

 

 
 
 

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