アイデアの出し方をマスターすると問題解決力が格段に上がります。
アイデアは問題解決の選択肢を増やしてくれるからです。マインドマップを使うと簡単にアイデアを出すことが出来るようになります。
近年、日本でのビジネス競争はますます激しくなってきています。それにつれて私達の労働環境も苛烈さを増しています。極端な短納期、どこまでも追い求められるコストダウン、。年功序列や終身雇用制度はくずれさり、成果主義の名のもと過剰なノルマだけが課せられていきます。要求されるのは圧倒的な問題解決力です。つねに問題解決力を上げる方法が求められています。アイデア出し方にはちょっとしたコツがあります。それはイメージ力と連想力を使うこと。マインドマップはそれにピッタリの思考の方法なのです。
なかなか厳しいですね。何か良いアイデアの出し方を考え、問題解決力を上げていく必要があります。なぜならこれは時代の要請を反映したある意味必然の状況とも言えるからです。パソコンが普及した結果、単純な事務作業や計算作業は効率化が進み機械がするようになりました。国際化が進んだ結果、単純な労働は賃金の安い国の人の仕事になりました。インターネットが普及し、情報へのアクセスが容易になった結果、物を知っているということにはたいした価値はありません。つまり、仕事を正確にキチっとやってのけるというタイプの労働には高い報酬が望めなくなったのです。
では、ロジカルシンキングはどうでしょうか?問題解決の方法として、論理的な思考が必要と言われています。もちろん論理的であることは重要です。しかし、それも競争という観点からは少々問題があります。なぜなら、論理的な思考は誰もが同じような答えに行きつくから。同じ答えであるのならば、誰よりも早く、安くできた者の勝ちとなり、そこに待っているのは熾烈な競争だからです。いわゆるレッドオーシャンですね。
ビジネスで競争優位性を築くためには、アイデアです。アイデアの出し方こそが求められるスキルです。他の誰とも違うアイデア。コンピューターでは出し得ないアイデア。そう、いまや私達普通のビジネスマンにこそ、アイデアの出し方をマスターすべき時代になったと言えるでしょう。
これからのビジネスマンが生き残るためには、問題解決の方法を考え、アイデアを出し方を身に付け、他には代えがたい価値を作り出していく能力が求められています。
ああ、そうか!アイデア出しの威力
私がかかわったあるプロジェクトのことです。製造工程の効率化を目指したそのプロジェクト、立ち上がってから半年が経っていましたが、ここにきて雲行きが怪しくなっていました。予定していた部材の強度が不足するため、効率化がどうやっても難しそうなことが分かってきたからです。そこで、私はキーとなる部材の新しい案を出すためにブレーンストーミングをしてみることを提案しました。
初めは懐疑的だったメンバーもブレストが進む打ちにだんだん楽しくなってきたようで、徐々に新しい案が飛び出してくるようになりました。
「こういう方法もあるか・・」
「ここさえこうなれば・・」
そうして90分ほど経過したとき、ついにメンバーの一人がひらめいたのです。
「あー、まてまて・・そうか、こうすれば・・そうこれでどうだ?」
それは、まさにブレイクスルーの閃きでした。もしかしたら業界を劇的に効率化する特許権利化間違いなしの案。プロジェクトの視界が一気に開けました。この案のおかげで開発工程すらも短縮が可能となりプロジェクト自体の効率化にもつながったのです。
アイデアとは何か?
「アイデアとは問題解決のための選択肢である。」とは、知的生産研究家の永田豊志さんの言葉です。私はこの言葉にとても共感します。
そもそもビジネスが一本道で進むことがあるでしょうか?紆余曲折、予想だにしない事態、期待外れの反応。計画がその通りに進むことは少ないのではないでしょうか?
計画には当初の目論みがはずれたときに取るべきサブの計画をもっておくべきですね。いわゆるプランBです。ベストの計画を考えながらも常に他に選択肢はないか?と考えておく。この選択肢が多ければ多いほど柔軟性がある計画だといえるでしょう。選択肢が多いと勇気がでます。勇気がでると積極的にチャレンジしようという気になります。チャレンジングに行動する人には、成果が生まれ、そして仕事が面白くなります。仕事が面白い人の人生は幸せな人生と言えるでしょう。
アイデアの出し方の技術
ユニークな案が出せる人は特殊ですよね。時々そのように言われることがあります。しかし、まったくそんなことはないと私は考えます。もし、できないという方がいたらそれは今までやり方を知らずに来ただけ。単に技術と練習の問題です。たとえば、お料理。なにもならわずに料理を作ることは難しいです。しかし、正しい材料を正しい手順をもって調理すれば、自然とおいしい料理がつくれます。さらに慣れてくれば、その人オリジナルの料理がつくれるようになるでしょう。
世の中には多くのユニークな案を出すための方法が考えられています。まず、原理として有名なのは、J.W.ヤングの「アイデアの作り方」。またチェックリスト方式では、オズボーンのチェックリストがその代表格。他にもSCAMPARやトリーズなども知られています。マインドマップもそれらの技法のひとつと数えられることもありますが、少し違うのではないかと私は思います。マインドマップは思考そのものを視覚化する技術ですので、ある意味ジョーカー的な技術です。発散と収束を見える化しながら行うことができますので、他の技法と組み合わせて使うことができるのですね。
いずれにしても、これらの方法を知り、少しの練習をしていくことで驚くほど、豊かな発想が生まれてくるようになります。
組織で使うブレーンストーミング
仕事を効率化し問題解決を図る鍵であるアイデア、組織の中でこそ使いたいものです。そのための打ち合わせの手法がブレーンストーミングです。通称ブレスト。みんなで新しい案を出し合う会議手法ですが、一説には日本人向きではないとも言われています。ブレストにはルールがあります。簡単にふれますと
1 判断しない。批判は厳禁とする。
2 粗野でOK。アバウトな案でOK
3 量を重視する。とにかく量をだすことを目標にする。
4 発展させる。他の人の意見にどんどん乗っていく、悪乗りOK。
シャイで空気を読む日本人。確かに自分の意見を声高らかに主張する人は少ないですね。特にブレストの場に上司にあたる人がいると警戒して意見が出にくくなります。このため、ブレストは日本人に向かないといわれることもあるようです。しかし、日本人は創意工夫が得意な民族で、けっして頭が固いということではありません。少しの工夫をブレストに持ち込むことで驚くほど多くのアイデアを出すことが可能なんです。
その工夫のためにはマインドマップを使うことが有効です。そのブレストの方法はマインドマップの開発者であるトニーブザンがいくつかの著書で述べられています。具体的な方法については別のページに譲りますが、私もマインドマップ・ブレストを何度もやってみて本当にその効果を実感します。
マインドマップアイデア創造術
私岡べまさみちは2015年にはアイデア創造術のオリジナル講座を日本で一番沢山のマインドマップ講座を行っているヒューマンリスペクト様で開催させて頂きました。岡べまさみちはヒューマンリスペクト様の提携講師としてもマインドマップ講座に登壇しています。
そのとき頂いたご感想の一部をご紹介いたします。
G・Mさん
マインドマップのイメージのとらえ方とアイデア出しの活用がよく理解できた。大変ありがとうございました。また発明のアイデア出しに活用したいと思います。これからもこの講座を広めてください。
S・Yさん
今回参加させて頂き、アイデアの出し方を学ぶことが大変よかったです。今後の自分の考えや会社の方向性をまとめるにあたって頭の中がすっきりして進めそうです。今後色々な場面でマインドマップを活用していきたいと思います。
N・Iさん
アイデアって広げていくのかとうことが手法として自分に落とし込むことが出来た。これまでこうあるべき、こうしなければという自分の批判的なパラダイムがあったが、そこがクリアされた感じです。非常に楽しんで1日を過ごすことが出来ました。違う講義があればまた受けてみたいです!
私岡べまさみちは商品開発の仕事の中で29件の特許実用新案を権利化してきました。アイデアの出し方についてかなりの時間をかけて研究してきましたが、マインドマップを使ったアイデア出しの方法は本当に優れています。世の中にはNM法や強制連想法、SCAMPERといったアイデアの出し方がありますが、マインドマップの良い点はこれら他のアイデア出しの方法と組み合わせて使うことが出来ることです。例えばSCAMPERとマインドマップを組み合わせるとこうなります。
SCAMPERをメインブランチに置くことで、ひとめでアイデアを展開し、ここから様々な結び付きを考え出すことが出来る様になります。
マインドマップの使い方は無限です。他のアイデア発想法と組合せても相乗的な働きでより多くのアイデアを引き出すことができるようになります。みなさんもぜひマインドマップを使ったアイデアの出し方を身につけて問題解決力を上げ、これからの時代を切り開いていきましょう。
お得な情報
ここまでお読みくださりありがとうございました。最後に東京MindMap教室から今だけのお得な情報です。
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